なんだかこのところ忙しぶっているようで恥ずかしいが、実際のところ悠々自適を気取りたいところなんだが、なんだかバタバタした日々を送っている。これがワシャの人生かと思うと寂しいような、楽しいような。
昨日、午前中に凸凹商事に行って、某部〇〇課のカウンターで大きな声を出してしまった。案件自体は大した話ではなかったんだが(後でパラピー君から「それは社長案件、担当課長では無理」と言われてしまった)、その課の幹部たちが「ウジウジ」と弁解ばかりで動こうとしなかったので、カチンときて強力な波動砲を発してしまった。フロア中の社員がワシャに注目しましたがな(トホホ)。
ワシャは凸凹の平社員だった頃から幹部社員になり、社外役員になっても会社の窓口で声を張り上げたことなどなかった。もちろん飲み屋では波動砲の連射など日常茶飯だったが。
その部署の幹部もかつてはワシャの後輩だった連中で、付き合いも長く、今まではいろいろと先輩に気を使ってくれてはいた。しかし偉くなると公務員のようになってしまうんだね(笑)。
そこで1時間ほど費やした。その後、社外役員担当部局に顔を出し、そこにいた3人の凸凹幹部と雑談。
午後から社外役員の古参の2人と打ち合わせ。それを終えて、1階の受付の前で、やはりかつて部下だった男に声を掛けられた。
「ワルシャワさん、相変らずお元気ですね」と言って、ニヤリと笑う。
「なんだよ?」と応じると、彼は「私、今、○○課の隣の課長をやってます」と答える。
おいおい、気が付かなかったよ。さっきの波動砲の現場を見られていたんだね(羞)。
「また飲みましょう」と話をおさめて、玄関からいそいそと外に出たのであった。そしたらね流星号の置いてある駐輪場のところに行くまでにメールが鳴った。凸凹の常務(も後輩)からのもので、駐輪場の一角で、ある案件についてのメールの返事を作成する。
帰宅し、凸凹関連の資料を置き、鞄に読書会の課題図書を入れて、再び流星号で最寄りのJR駅に向かう。その途中だった。凸凹の常務と偶然すれ違って、短い時間だが打ち合わせをすることができた。ラッキー。
そして午後6時過ぎから読書会。課題図書は、村井良太『佐藤栄作』(中公新書)。メンバーもある程度の年齢を重ねているので、歴史上の人ではなく、生きている総理大臣としての佐藤榮作を知っている。彼が昭和39年から47年までの2798日の長きにわたってトップの座にいたことも肌感覚として知っているのだ。あの頃の日本は元気だった。オリンピック、万国博覧会、小笠原返還、沖縄返還・・・それらを成し遂げてきたのが佐藤榮作であった。
ワシャは66人の首相の中で、岸信介、佐藤榮作、鈴木貫太郎をベスト3に選んだ。その理由は政治というよりもこの3人の人柄に依るところが大きい。もちろんこの3人に次いで吉田茂、安倍晋三も加えておきたいですね。
パラピー君が18頁の「佐藤が伊藤博文を評価して、原敬や犬養毅を評価していないところが解らない」と疑問を呈した。ワシャは「同じ長州の出身だからじゃないですか?」と言って茶化したところ、パセリ君が、その前後の文を引いて「佐藤は政党政治家として原や犬養は軍部の行き過ぎを招いたところを評価していなかった」と適切な回答をしてくれた。
パラピー君は、巣鴨の獄中にいた兄の岸信介が戦犯である自身が原因で弟が国見大臣になれなかったことを歌にして「弟の世に立つ道を塞ぐこの兄の思ひを誰か知るらめやも」と詠ったことに着目し、2人の兄弟愛について感心していた。
パセリ君は、《首相退任後の佐藤は、比較的落ち着いた生活を送っていた。司馬遼太郎の『花神』を読んで大村益次郎の生涯に思いを馳せつつ、読書の喜びをかみしめた》(363頁)を引き、退任後の佐藤の生き方に着目していた。首相から身を引いて、わずか2年8カ月で身罷るとは・・・。その潔い身の処し方は「格好いい」と皆が納得してた。
読書会後、いつもの居酒屋に行って、いつもどおり楽しいお酒をいただいたのであります。忙中燗酒あり。ウフフフフ。