自慢高慢バカのうち

 週末にちょっとうれしいことがあったので記しておく。でも、少し自慢高慢になってしまうかもと思ったのだが、まぁ笑って許してもられば幸いである。

 凸凹商事の社外役員と、ある団体の意見交換会があった。すでに凸凹商事には、団体のかかえる諸問題について文書で要望し回答を得ているという。まぁそれに加えて社外役員に言っておけば、屁の突っ張りくらいにはなるという計算があったかも。本来なら、午後4時からの意見交換会の後に懇親会が予定されていたのだが、武漢肺炎第8波の懸念から、そちらのほうは中止となった。

 双方とも20人くらいのメンバーで、団体から質問を受けて、こちら側から回答をするという形式で進められた。とはいえ、事前にどういった質問が出るのかは打ち合わせ済みで、こちら側の回答者も決まっている。まぁ学芸会のようなものと思ってもらえればいい。

 質問の内容は、凸凹商事の回答書を踏まえたものであり、回答書にまだ納得がいかないというところが主な論点となる。だが、社外役員ふぜいに社の方針に悖ったことは発言できず、どうしても凸凹商事の回答に沿った答弁となる。

「それじゃぁおもしろくないじゃん」とバカは思った。だから、本社の方針はともかくも、一社外役員として言える範囲内で、消極的な社の方針を批判したのだった。

 この発言は、団体メンバーたちの心に通じたようで、ほとんどの人が顔を上げてワシャの話を聴いてくれた。社外役員は都合6人が答弁に立ったのだが、ワシャの答弁にはけっこう反響があった。答弁後にもナンバー2の人が「いい話だった。今後も情報交換をしたい」と言ってくれたし、会議が終わった後も、3人の団体メンバーが駆け寄ってきて、ワシャの話の続きを聴きたがった。また、別グループの社外役員からも「ワシャさんの答弁は、自分の意見を折り込んで、執行部批判もありながら、前向きでいいものだった」と言ってもらって、これもありがたかった。

 ただ気をつけなければならないのは、「出る杭は打たれる」で、身内からの攻撃、それも後ろから撃ってくるのはたまらない。そのあたりは注意しながら仕事をしているんですがね(笑)。

 まぁ、なにしろ自分の言いたいことは言えたし、それがある程度の人に伝わったことがうれしかった。