IPCCってまだあったんだ

 いやはや、久し振りに環境バカを見ましたぞ。

 昨日の午前中、ワシャは外へ出られない顔になっているので、書庫の中でエアコンもつけず、日記を書いた後、何冊かの本を読んでいた。扇風機は回しているんですよ。でも、やっぱり汗が出るのでアイスコーヒーでも作ろうかとキッチンに行ったんですわ。キッチンでコーヒーを入れていても退屈なだけだから、そこから見えるテレビのスイッチを入れました。

 そうしたらちょうど「正義のミカタ」がやっていたんです。東野幸治さんがMCを務める情報バラエティ番組で、高橋洋一先生、藤井聡さん、ほんこんさんなどが出てきて厳しいコメントを付けるのがおもしろい。

 昨日もね、気象予報士でバリバリの環境原理主義者のM氏が「猛暑のミカタ」と題したコーナーで熱弁を振るっていた(笑)。

 M氏が言っているのは、環境原理主義に基づくから「人類がCO2を発生することで地球が温暖化し、気候変動を起こしている」ということ。

 藤井さんやほんこんさんが「数値的な根拠がない!」と突っ込むと、「IPCCがそう言っている」と苦し紛れに答えるのが精一杯だった。まだこんな原理主義者が生き残っているのか~。ある意味、頑張ってるなぁ。

 CO2が温暖化の主たる原因だと思っていない高橋先生が優しく指摘する。

「日本は徹底的に省エネをやってきた。そこと中国とかアメリカ、インドと比較するのはおかしい。同じような基準でやってこその脱炭素であり、わずか3%のCO2しか出していない日本だけギュウギュウと乾いた雑巾を絞られてもねぇ(笑)」

 スタジオにいた素人の皆さんも高橋先生、藤井さん、ほんこんさんの意見がまっとうだということにすぐに気が付き、環境原理主義者の気象予報士がしどろもどろになっていることに失笑していた。

 これが環境問題の根本である。ヨーロッパに、「日本の火力発電を狙い撃ち」にし、結果として「日本の産業の停滞をさせようという目論見」があることはずいぶん前から知られている。

 こんなのにうかうかと載せられているのが、この手の連中で、このM氏もそのお仲間であることは、一言二言の発言を聞けば見えてしまうんですね。

環境原理主義のICPP信奉者が30年前にとある自治体で「このまま二酸化炭素を削減しなければ海面は2m上昇し、30年後にツバルは沈没する」と口角泡を飛ばして言っていた。ツバル、沈んでない。

 高橋先生がネットで言っている。

IPCCというのは利権集団。そのIPCCの出している数値など統計学ではありません。気候変動など何万年というスパンで考えないとね。200年足らずで判断はできない。サンプル数が少ないが利権のためにIPCCが造り上げた教科書を信奉し、そこに書かれたことを繰り返し言っているだけ。かわいそうなので『正義のミカタ』では言わなかったけどね(笑)」

 M氏、ワシャよりも3つほど若い。ニャ~ルホド、ワシャを含めてこの世代がもっとも「環境原理教」にやられちまった年代なのだ。ワシャはひねくれ者で天邪鬼だったので、教義を鵜呑みにせず、いろいろな情報を集めた。その関係の書籍だけで400冊以上は書庫に詰まっている。「環境原理教」系の本は、どれを読んでも同じ内容のことが書いてあるので読むのに手間が掛らなくて楽だった。しかし、「脱炭素」に懐疑的な識者の主張は「地球温暖化はCO2が原因ではない」ということをデータや考証をベースにして語っており、充分な説得力があった。

 どっちを信じますか(笑)。