グレタちゃんはお元気そうで

 環境原理主義者たちの人形のグレタちゃんが、またCOP26の会場の英国で大騒ぎをしている。まぁこのグレタ人形の胡散臭さは、賢明な人間は気が付いているので、とくに取り上げるつもりもない。

 問題は地球温暖化というまやかしだ。地球はこのところ温度が上昇している。それは事実であろう。しかしそれがCO2由来であるのかどうかは誰も証明しているわけではない。

 ワシャは凸凹商事で環境部門に配属されたことがあって、その時に環境関連の本を手当たり次第に読みまくった。一時期は書棚に800冊くらいの環境本が並んでいた。それらはまさにアル・ゴアに代表される環境原理主義者から、アンチの武田邦彦先生の著書まで思想信条を超えて揃えたつもりで、だから一方に偏在するようなことなないと確信している。

 そこで感じたのは、やはり環境原理主義者たちの言っていることは胡散臭いということだった。もう名前も忘れたが、ある原理主義者が凸凹商事の社員に環境研修と称して講義をしたっことがあって、その主義者は「このまま温暖化すれば地球はあと10年もたない」と言っていたけれど、あれから20年、なにも起きていない。

 

 グレタちゃんを含めて原理主義に与する人たちは、もしかしたら「太陽」というのは誰かに管理されたストーブや暖炉のように常に一定の燃焼をしているものと思っていないだろうか。

太陽って自然にできたもので、人知を超えたところで燃焼する気まぐれなものなんですよ、気まグレタちゃん。つまりちょっと熱くしようとか、ちょっと冷まそうかというのは、太陽の都合であって、太陽から1億5000万キロ先の宇宙空間に浮かぶチリのような地球になんの忖度もないのである。太陽が熱くなればチリの表面も熱くなり、燃焼が衰えればチリを含めて周辺の宇宙空間の温度も下がるのだ。

CO2由来だけでは、この160年間の温度変化の説明できないことは事実で、実際にCO2が主犯なら160年間ずっと右肩上がりにならなければいけないのに、1940年から1980年の40年間は温度の上昇がなかった。そういうことなのである。そのことにIPCCは明確な回答を出していない。もちろんまったく勉強をしていないグレタお嬢ちゃんが答えらるわけがありまへんわなぁ。

 太陽のわずかな燃焼の差で地球は大きな影響を受ける。これは黒点の観測などで証明されている。それによれば現在は小さな氷河期に向かっている時期だと言われているのだ。つまり、地球をもう少し暖めなければ、いずれ食糧生産に甚大な影響を与えるだろう。

 今朝の朝日新聞に、インド洋の島国モルディブの元大統領のインタビューが載っている。元大統領は「気温上昇が1.5度を超えれば、我々は死ぬ。国のすべてがなくなる。死刑宣告だ」と言う。海面上昇があれば確かに海抜1~2mの島嶼では大きいな影響を受けるだろう。モルディブの人にとっては大変なことだ。でもね、かつて地球には、現在の温暖化の40倍以上の大きな気候変動もあり、その時にモルディブが水面上にあっただろうか?

 そして気候が温暖になるということは食料生産に与える影響は大きく、麻生副総裁が「北海道で米が取れる」と言って注目を浴びていたが、要はそういうことで食糧生産の北限が上がっていくということに他ならず、カムチャッカやシベリアで米の生産ができるということなのである。

 そもそもCO2の排出が問題かどうかが問題なのだが、さらに全地球で3%のCO2排出しかしていない日本がギュウギュウと絞られて、石油・石炭を燃料とする電力を使っている企業が責められている。

 かたや世界の3分の1のCO2を排出する支那は「私たちは後進国アルヨ、だから経済を回すために同じ規制は受けないアルヨ」とCO2排出削減を先送りしている始末だ。

 これに関してはグレタちゃんもなにも言わない。どうしてだろう。

 なにしろワシャはCO2削減、脱炭素などというまやかしには一切与しないものである。