凶器をもつ狂気

 痛ましいニュースだ。

《速報】中国で襲撃された日本人学校男児(10)が死亡》

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8ef4a14f589f217335ecafde5a438445834a0c8

 治療を受けているという報道があったので、なんとか回復してくれることを祈っていたが、残念だ。同世代の身内を持つ身にとっても痛恨の極みだ。ご親族の悲しみは如何ばかりであろうか。男児のご冥福を心よりお祈りする。

 さて、この事件の3か月前、6月26日に蘇州市で、日本人学校のスクールバスを待っていた未就学児と母親が刃物を持った暴漢に襲われたことがあったでしょ。

 その他でも、支那人靖国神社への不敬な行動や、支那のSNS上での日本への罵詈雑言。「7発の核弾頭で日本を滅ぼせ」などという危険な発信も多くの支那人から支持されている。

 さらに、8月26日には五島列島付近で支那軍機による領海侵犯があり、昨日はこのニュースである。

《中国海軍の空母「遼寧」、日本の接続水域を初航行 防衛省

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1841H0Y4A910C2000000/

 この状況、恐くないですか。これを「恐くない」と言える人はお幸せです。

 ワシャはどうしても「通州事件」を思い出してしまう。1937年(昭和12年)に北京の郊外の通州で起きた日本人虐殺事件のことである。『国史大辞典』(吉川弘文館)に依れば、日本人(当時日本人だった朝鮮人も含む)223名の居留民を惨殺した。その殺し方たるや、無神経なワシャでも書くのを憚られるような有様だったという。

 当時の支那同様に、現在の共産党政権も「反日教育」を実施してきている。先般もどこぞの学校で生徒に日本国旗を踏みつけさせる映像が流れていた。

 敵をつくることで人民をまとめていく、これは極めて幼稚なナショナリズムなのだが、支那は4000年もこれでやってきた。日清戦争で敗北して以来、東亜に日本が台頭してきたことが支那としては許しがたいことだった。

 戊辰戦争を知っている侍がいなくなって、学歴エリートが軍官僚になり、バカな軍政策を展開してアメリカにぼこぼこにされたのが、およそ80年前である。

 日本人は「敗戦」で意気消沈し「戦う意志」をGHQや社会主義者共産主義者どもに矯められてしまう。

 そこに付け込んだのが、支那共産党だった。最初は笑顔ですり寄ってきて、そこから金をむしり取り、その金で軍事力を増強し、水面下では日本の政界、経済界、マスコミなどにどんどんと工作員を投入した。スパイ防止法のない日本国ではどうしようもありませんわ。

 支那をよく知る石平さんがXでこう言っている。

「全在留邦人に対する中国からの退避勧告を即刻出すよう、日本政府に強く求める!」

仰るとおり。狂気の「通州事件」を繰り返さないためにも、外務省はさっさと仕事をしろよ。

 おっと、外務大臣はエプロンをつけておにぎりを握るので忙しいか?バカ(怒)。