衆愚が町を闊歩する

《愛知・東郷町長選挙、38歳の前議長が初当選…ハラスメント問題で前町長が辞職》

https://news.yahoo.co.jp/articles/8220fe16857d3dfbaa45e0698327cfb96120fcd1

 前議長の石橋氏(38)、前副町長の近藤氏(60)(無所属)を破り初当選。

そもそも、前町長のパワハラを腹心の近藤副町長が止められなかった段階で、町長選に出るという選択肢はないと思うのだが?

 結果としてWスコアで前副町長は敗退。賢明な町民はちゃんと見ている。

 でもね、ここでも問題にしたいのは投票率が47・43%しかなかったことである。候補者に魅力がなかったのか、あらかじめ結果が見えていたのかは解らないが、有権者の半分が投票行動を起こしていない。東京15区の衆院補選でも同様の結果が出ているのだが、有権者の半分が「衆愚」であることを、愛知県の小さな町でも証明してしまった。

 笑えるのは、当選の弁を述べる新町長の後ろで、ちゃっかりと酒井参議院議員が映りこんでいたことだった。深夜にも関わらず70過ぎの高齢者が、こういった小さな選挙にも顔を出しておかなければ、次の参院選が不利になるからね。ご苦労なことである。

 そうそう岐阜県池田町長選挙でも、投票率が51.89%とほぼ5割だった。やはりこの「半分は衆愚」という考え方は当たっているようだ。

 

 衆愚と言えば、このニュースである。

《出動中ですが、ご理解を…津市消防がコンビニ利用公認、過去には苦情も》

https://www.chunichi.co.jp/article/907081

 ワシャはその昔、消防団員をしていたことがある。その当時は、消防車両でコンビニに横付けして水分補給などしてもとやかく言われたことがなかった。かえって「ご苦労様」と通りがかった人から言われてくらいだ。

 それが昨今は、衆愚の権利意識が強くなり「俺たちの税金で食っているお前らが公用車でコンビニに行くとはけしからん!」と苦情を入れるようになり果てた。

 おまえら何様か!だったらテメーらで火を消せよ、救急搬送しろよ、という話。

 そして何よりも衆愚の衆愚たる所以は、救急車を無料のタクシーと勘違いして、頻繁に、簡単に利用するというところだ。

 これは提案なのだが、救急車を呼んだら1回3000円とかにすればいいと思う。さすがに衆愚は金には聡いから、「3000円もかかるならやめておくべぇ」となり、救急出動が減るというもの。

 ワシャは自分のことを利口な人間だとは思っていないが、それでも選挙には行くし、救急車も滅多なことでは呼ばない。そのくらいの理性・知性は持っている。

 でね、ワシャらが認識をしておかなければいけないのは、同じように日本人の顔をしていても半分は「衆愚」であるということだ。このバカ連中が権利を振りかざして闊歩している。だから国が傾き始めている。