尊厳を持てよ、朝日

 昨日、読書会。くだらん「まんぼう」のせいで街はいつもより静かだ。会も定員10人の会議室を3人で使ってのソーシャルディスタンス。

 そもそもワシャは尾身黒をただの流行性感冒だと思っているので、さほどビビッてはいない。ただ習慣になってしまった手洗い、うがいは励行している。マスクはそもそも花粉症だったからこの時期から装着していた。

 とにかく根拠もなく居酒屋などの営業を制限するのは止めてくれ。大衆迎合知事のパフォーマンスでしかないやりかたには不満だ。だから、いつもの店が開いていないので、読書会後の食事会は中止とした。パフォーマンス知事たちよ、庶民のささやかな楽しみを奪うなよ。それでも「まんぼう」って言うなら、そうする「科学的根拠」を示せ。

 昨日の課題図書は、まさにその点を問う一冊だった。先崎彰容『国家の尊厳』(新潮新書)である。本論の末尾にこうある。

《トップの人間のすべきことは、骨太な指針を示すこと、その共同体が目指すべき方向性を指し示すことなのです。国家もまた、おなじです。危機のときほど、国家のデザインが必要となる。この暴力的な時代を、どう生き抜くのか。日本は今、国家として、尊厳ある国づくりが求められているのです。》

 地域にも「尊厳ある地域づくり」が求められていることは言うまでもない。一部のトンデモ知事たちが「尊厳」には見向きもせず「パフォーマンス」ばかりを優先する愚かさは如何ばかりであろうか。「地域デザイン」をきっちりと固めて行政を実行すれば「パフォーマンス」などせずとも共同体はついてくる。いいかげんに目を覚ませよ・・・と本を読んで思ったのでありました。これはお薦めの1冊です。

 

 さて、今朝の「天性チンコ」である。さっそく名護市長選にケチを付けている。天間飛行場の辺野古への移設の反対の候補が落選した件について、この事実は左筋にとって痛恨の敗戦となった。だから中国共産党御用新聞は反論コラムを書いたということですな。

 ケチな支那御用新聞はコラムもチラ見せしかしてくれねえので、論旨をワシャが書きまんがな(怒)。

辺野古移設反対については1997年の住民投票過半数を取っている〉

 だから今さら市長選で反対派が負けても、それは負けじゃないもんね~って、オメーは幼稚園児か!

〈その住民投票に時の防衛庁長官が「衆愚政治」といったが、沖縄左翼からボコられてその後釈明に追い込まれた」

 いやはや、まさにあの住民投票は『衆愚政治』であった。「衆愚」の詳しいことは、『国家の尊厳』に書いてある。88ページには《ポピュリズムは「空っぽの記号表現」だとミュデとカルトワッセルは強調します。(中略)ポピュリズム多元主義を嫌うのは決定に時間がかかるからであり、一般意思による直接民主制を好むのは、短時間で決断できるからです。(中略)その民意は「汚れなき人民」によって表明された正義であり、エリートへの対抗として、ほぼ無条件に正しいと思われている。》とあるが、先崎さんはこれに対して強い疑義を表明している。

 話が逸れた。「天性チンコ」だった。続ける。

〈「オール沖縄」を掲げて移設に反対した翁長氏が県知事に当選した時も国は聞く耳を持たなかった〉

 おいおい、今回の衆議院選挙をご覧なさいな。「オール沖縄」は惨敗で、基地移転肯定派が多数を取っている。大衆は時間さえかければ正しい判断ができるのだ。瞬間的な風を好むのは左翼や全体主義者なのである。

辺野古埋め立てを進めるのは家庭内暴力と同じだ〉

 どういうたとえなの(笑)。