ジェンダーフリーというマヤカシ

 今朝の朝日新聞、総合4面。

《今国会中に「クオータ制」導入案策定へ、超党派議連 中川会長が表明》

https://www.asahi.com/articles/ASS375V8SS37UTFK00Q.html

 市民団体と称する「クオータ制を推進する会」なるものが、国政選挙の立候補や議席数などの一定割合を「女性に割り当てろ!」と喧(かまびす)しい。

 このことに対して女性であるジャーナリストの有本香さん(日本保守党事務総長)は「党をつくり2つの支部を立ち上げた。その2つの支部長はたまたま女性だった。優秀な女性は放っておいても出てくる。下駄を履かせる必要はない。フェアにやらせてくれればいいだけ」と言われる。

 まさにそのとおりで、わざわざ「クオータ制」などと仰々しく言わずとも、優秀なる女性はチャンスさえあればちゃんと頭角を現してくる。余分な下駄(クオータ制)などは必要ない。

 実際に国会議員にもすでに優秀な女性はいる。6日の参院予算委員会で盆暗キッシ―に食い下がった自民党有村治子議員である。

《有村氏「安倍派と呼ばないで」 元女性活躍相、裏金報道に不満》

https://news.yahoo.co.jp/articles/30243deadcca7cdcdb9c5ba0eda5c79821767dee

 あるいは公明党の靴を舐めるのをやめて、堂々と当選してきた岡山の小野田紀美議員、あるいは高市早苗さんは言うまでもなくモノがいい。この手の人が国士として名乗り出て、それを有権者がきちんと選び出していけばいいだけのこと。国士に男も女もあるか!

 血統もよく取り合えず器量も十人並みというお嬢ちゃまもいる。この人たちはクオータ制云々の前に、すでに別枠で選抜されている。公家枠(世襲)なのだ。でね、ワシャも3月4日の参院予算委員会のお嬢ちゃまの答弁を聞いたけれど、顎が外れたわい。中学校の生徒会でももっとまともな答弁をするぞ!

《「ポンコツすぎる」加藤鮎子こども相「異次元の少子化対策」めぐり野党があきれる“しどろもどろ答弁”に批判殺到》

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcff4e41666a00ff0cab6e30a29ce710710649aa

 こんなのがクオータ制で「女性ですから」と議席を独占してご覧なさいな。日本は壊れまっせ。

 高市早苗さん、有村治子さん、小野田紀美さん、さらに飯山陽さんなどが加わって国政を担っていただければいい。男女を問わず優秀な人の登場を心から願っている。

 このところ、自民も野党も若い女性、それもちょっと顔立ちのいいのを選んで候補者にするケースが増えている。これは間違いだ。そもそもその人の持っている「国家観、歴史観、人生哲学」などが他者を圧倒していなければ政治家などになれるものか(仰山なっているけど・泣)。

 国民民主党が東京15区で担ごうとしていた若い女性は、なんだか不正受給をしていて撤退してしまったが、出ていたとしても、例えば小池百合子東京都知事と対峙して議論ができるかというと、まともな政策論争はできない。せいぜい「これから勉強させていただきます」と言うのが精一杯であろう。

 ところが、日本保守党の担いだ飯山陽(あかり)さんは、「ぜひやりましょう」と前向きだ。それは空元気ではなく日頃から主張していることを言うだけのことで、おそらく小池知事を言い負かしてしまう。さらにそれを、小池知事がお得意な「アラビア語でやりましょう」と呼びかけている。絶対に小池知事は出てこないけどね(笑)。

 これくらいの迫力を持っていなければ、国政に出ていっても単なる一票要員でしかなく、税金を食み食みするだけの寄生虫議員でしかない。

 これはクオータ制とかなんとか言っていてもしようがなく、今の旧態依然とした選挙の形態では、「政治利権」に連なりたいバカどもの集まりにならざるを得ない。

 まず、その心中に強い志をもった人物を、有権者が男女を問わず見極めていくことが大切だが、ううむ、これも難しいのう・・・。

 まぁ取り合えず盆暗キッシーと金まみれ自民にはご退場を願おうか。