選挙速報

 東京15区、立憲共産党のドヒダリ候補が当選確実。

 さて、言わしてもらいますぞ。土曜日の夜、ニコニコ生放送で流された「東京15区補欠選挙ネット演説」の模様である。

 根本良輔、乙武洋匡、あきもと司、金澤結衣、酒井なつみ、飯山陽、須藤元気の諸氏7人が登場した。あれ、参政党の吉川里奈氏は出てこない。福永活也氏と一緒にヒマラヤに行っちゃたかな。

 そんなことはどうでもいい。ドヒダリ候補について言いたい。ニコ生「ネット演説」に登場したドヒダリ酒井氏に対し、ドヒダリ代議士の吉田はるみ氏がこう質問した。

「まず、えんえんとして進まない選択的夫婦別姓。もうこれやりましょうよ。もう28年、棚ざらしの法案。もうたまらな~い。なつみさんが来てくれたら、この選択的夫婦別姓、もっともっとね、あの強力に前に進められると思います。どうですか、この夫婦別姓は?」

 え、この質問の「えんえんとして進まない」って、どういう字なのかニャ?

「延々」「炎々」「奄々」「蜿蜒」「婉々」・・・。「広辞苑」にはこの5つしかない。

「延々」「蜿蜒」は、「長く続くさま」のことで、「進まない」の前にくる言葉ではない。

「奄々」は「息も絶え絶えであるさま」で、好意的に吉田代議士の発言を解釈すれば「息も絶え絶えで全く進まない選択制夫婦別姓」と言っているのかニャ?

 おそらく推進派の吉田代議士、テメエらの推している「夫婦別姓」が「息も絶え絶え」とは表現しないだろう。

 これは「遅々として進まない」の言い間違いである。「遅々」が思い浮かばず、瞬間、「遅い」→「延長」→「延びる」→「延々」と閃いたかも。あるいは端から「遅々として」を「延々として」と覚えていたのかも(笑)。

 でもひとつくらいの言い間違いはあるから、ワシャはそんなに責めないよ(大人)。

 でね、吉田代議士から質問されるかたちで、酒井なつみ氏が答える。

「そうですよね、世論的には賛成という声が大多数になってまいりました。なのにホントにききとして進んでおらず、やっぱり、え~全員別姓にしようと言っているわけでないものですから、選択する自由、ぜひ認めていただきたいと思っております」

「ききとして進んでおらず」?

 ううむ、「きき」は難しいのう。「広辞苑」には20も載っている。「ききとして進まない」だろ。「聴き」や「聞き」ではないよね。「危機」でも「忌諱」でもない。まさか「機器」や「記紀」ではなかろう。

「嬉々として進んでおらず」なら、酒井氏、夫婦別姓が進んでいないことを喜んでいることになる。

 まあ面倒くさいことを言っていても仕方がないので、要は「遅々として進んでおらず」の言い間違いなのである。

 

 短いフレーズのやり取りの中で、一方は国会議員、もう一方は今回の選挙で国会議員なった人ですわな。それが、立て続けの言い間違い、日本語をよく知らないんだね。

 これでいいのか日本の民主主義。