左巻きの伝統破壊

 奥三河に「花祭り」と呼ばれる「霜月神楽」がある。ワシャは奥三河に興味を持っている。戦国大名の奥平貞能(さだよし)のことを表に出したいと、三河山間部、奥三河の山野を駆け回っているときに、「花祭」に出会った。これね。

https://www.town.toei.aichi.jp/hana/top/top.html

 愛知県北設楽郡等に伝承されるもので、重要無形民俗文化財に指定されている。蘇民祭には少し及ばないが、700年以上にわたって継承されている。

 ワシャも何度か、何か所かで「花祭り」を体験した。関係者のご好意で、鬼の面などが祀られている神部屋も覗かせてもらった。通常、よそ者は舞庭(花祭りのメインの舞をする竈のある土間)の周辺しか入れてもらえないんだけどね。

 奥三河の集落ごとにそれぞれが「花祭り」を行う。ワシャが見に行っていた頃は17か所だったが、今はその内の2か所が止めてしまった。これも人口減少、後継者不足ということなのだろう。それでもその他のところでは地元の方々が頑張っていてくれるので、遠巻きながら応援していきたいと思っている。

 ワシャは声を大にして言いたい。日本の地域に根差す文化・伝統は絶やしてはいけないのだ。

 これも行きつくとことは盆暗首相なのだが、あるいは息絶えだえの文科相なんだけど、海外に何十億、何百億と金をばら撒いているんじゃねえぞ。外国企業の研究費に200億円も出している場合か!左巻き公金チューチュー団体に大金を吸われているんじゃねえぞ!

 これらクソ予算を使う余裕があるなら、さっさと地方の文化・伝統に補助金を出して歴史を守らんかい!!

 

 そこで、今、テレビで大騒ぎをしている岩手県奥州市の「黒石寺蘇民祭」である。1000年以上続いた伝統の祭りがついに消えた。

「この地域の人口は885人。その半数が65歳以上の高齢者です。高齢化による担い手不足にあらがえなかったのだといいます」

 と、蘇民祭関係者は言っている。それは、今、過疎に苦しむ地方の現状を映し出している。そしてその状況を生み出してきたは、自民党の野放図な政策による都市への過度な人口集中によるところが大きい。

 そして、もうひとつ、この伝統・文化の息の根を止めたものに、16年前に、クソバカどもからのクレームにより、間抜けなJR東日本が「不快感を与える」として蘇民祭の宣伝ポスター掲示を自主規制してしまった。ワシャはJRの駅にそのポスターが張り出された当初に見ているが、髭、胸毛の立派な男性が前面に出たインパクトのあるいいポスターだった。これね。

https://www.afpbb.com/articles/-/2334230

「おもしろそうな祭りだな」と、思ったものである。

 それがさ、奥州市が作成したある意味芸術的ともいえるポスターにケチをつけやがった。《JR東日本ではクレームの対象を特定していない》としているが、クレームがあったことは間違いない。

 それで奥州市は《元はまったく何も身につけていなかった男性たちの写真に、白い下帯を加える修正を行った。》という。

 ご苦労様です。

 それでも、ポスターはJR東日本から却下された。この時、このアーティスティックなポスターが全国の駅に張り続けられ、多くの文化・伝統を愛する人たちの目に留まっていれば、もう少し蘇民祭は延命したのではないかと思わざるを得ない。

 JR東日本が特定しなかったクレーマー、こいつらが蘇民祭の寿命を縮めたと言っていいだろう。

 共産主義社会主義は歴史、文化、伝統を壊すものであることを、そろそろ日本人は気が付いた方がいい。そして保守と思われていた自民党にも、共産主義社会主義の勢力がかなり浸透していることを国民は自覚すべきだ。LGBT法をスピーディーに通してしまった連中など完全に左巻きである。

 真綿で首を絞めるように伝統、文化。歴史を破壊していく連中を、野放しにしているのだがら、そりゃ蘇民祭も中止になるわなぁ。