国家観、歴史観、人生哲学

 課題図書の『聖断』(PHP文庫)で鈴木貫太郎(第42代総理大臣)の詳細を知るにつけ、この人の国家観、歴史観、人生哲学の深さには驚かされる。大東亜の大戦を終結させるために天が生かし続けた男であり、彼は天の期待に応えた。

 もしあの時に国家観、歴史観、人生哲学のまったくない岸田首相であったなら、日本は確実に滅亡していた。

 

「岸田先生!総理大臣になられたら、真っ先にやりたいことはなんでしょうか?」

「あ、人事です」

 

 世界情勢は風雲急を告げている。

 首相には退場していただくのが一番の方策なのだが、そのことを最も知らないのが本人だという悲劇。日本は断崖絶壁に立たされていると思った方がいい。たった一人の盆暗のために。