書庫が大変

 朝、冷え切った書庫に入って電気ストーブを点けたんですが、これが点火しない。

「おかしいな?」

 と思って、別の電気ストーブに交換してスイッチを押すと、延長コードのコンセントのところで火花が散ったんですわ。

「なんじゃ?」

 と思ってコンセントの部分を摘まみ上げて見てみると、コードがコンセントの接続部分でちぎれかかっていて、電流を通すと火花が散る。

「おいおい」

 てなもんですわ。延長コードを換えないと危ない。

 でね、延長コードを引き抜こうと思ったんですが、およよ、コードの先のコンセントを挿してある大元の固定コンセントが、木製大型重量級の書棚の裏側に入っちまっているんでゲス。壁と書棚の隙間は1㎝、とてもじゃないが手は入らない。書庫を造った時に、コンセントの位置が書棚の裏側に来るという設計ミスがあったんだけど、延長コードで胡麻化してしまったんですね。あれから幾星霜、そりゃ延長コードも劣化しますわなぁ。

 いかん!思い出にひたっている場合ではない。書棚を動かさなければいけないのだ。

日本国語大辞典』全20巻、『国史大辞典』全17巻、『世界大百科事典』全35巻、『漱石全集』全29巻・・・まだまだこれっぱかりじゃない。これらをどかさないと延長コードを付け替えられないのです。

 おそらくこんな単純な交換作業に2~3日は必要だと思います。

 吉報をお持ちくだされ(泣)