忙中楽しみあり

 本日も忙しく、更新は夕方になると思われます。

 今から名古屋ヘ出かけます。まぁ楽しいことなんですけどね(ニンマリ)。

 行ってきま~す。

 

 日が暮れてから帰宅しました。

 実は歌舞伎に行ってきたんでございます。道楽者と言わないでくだされ。ワシャの数少ない楽しみのひとつなんですから。

 名古屋御園座の大歌舞伎「十三代目 市川團十郎白猿襲名披露」と「八代目 市川新之助初舞台」、昼の部を堪能してまいりました。

 堪能と言ったって、舞台前とか花道脇のS席24,000円とか、A席20,000円ではないんです。後ろには壁しかないD席、いわゆる大向うの席で「まってました!」「成田や!」「十三代目!」「八代目!」と声を掛けてきたんですよ。ある意味で舞台演出の手伝いをしてきたようなものでゲス。

 のっけは「三人吉三巴白波」(さんにんきちさともえのしらなみ)。河竹黙阿弥のみごとな七五調のセリフがいいねぇ。

「月もおぼろにしらうおの~かがりもかすむ春の空。冷てえ風もほろ酔いに~」

 ちょいと役者が気に入らねえが、まあまあ良しとしておきやしょう。

 市川右團次の「鯉つかみ」もよかったねぇ。まるっきり三代目の猿之助を観ているようだわい。

 新之助の「外郎売」。これには涙してしまいました。よくぞ小林麻央さん、勸玄くんを産んでくださった。どうだろう、歴代の中でもここまで整った顔立ちを持つ御曹司はいなかったのではないか?

 團十郎の「吉野山」も良かったです。なかでも三枚目の逸見藤太を演じた九團次が上手い。雀右衛門静御前は、ねえ・・・。

 ということで楽しい時間を過ごしたのであ~りました。