議員は男であろうと女であろうと構わない。能力、胆力があれば性別など論外である。ましてやその議員がどういった性の志向を持っていようが仕事さえしてくれればいい。
《トランスジェンダー女性市議に議長が「おっさんやないか」 ショックで同じ会派を離脱》
https://news.yahoo.co.jp/articles/d11b1f61372fa7f405ba3b1bfc7746f2278820fb
酒席で議長が、トランスジェンダーになりきっている議員に対して「おっさんやないか」と言うのもどうかと思うが、ご当人は《つまようじをくわえながらパソコンに向かっている姿をとらえて揶揄されたといい、ショックから「このままではメンタルがもたない」と判断した》のだそうな。やれやれ。
そもそもワシャの周りに本物のオバサンの知人が百人くらいいる。そして人間観察の好きなワシャは街中の食堂やレストランでもオバサンたちの動向を見ている。
彼女たちは100%、食後につまようじを咥(くわ)えたままパソコンやスマホを操作することはない。それは女性の感性と言っていいと思う。
口の軽い議長も、おそらくワシャと同じように感じていて「おっさんやないか」とギャグで・・・若干の諧謔をこめて言ったのだろう。まぁ言わなきゃよかったんだろうが、ユーモアを解するものであれば「何言ってんのよ!」と言い返し、肩でも突いてやればそれで済んだ話ではないか。
まぁどちらにしてもワシャはその現場にいなかったので、記事の字面からしか推測はできないので、双方のジャッジをするようなことは言えない。
ただはっきりしていることは、酒席で、「つまようじを咥えて仕事をしているところはオッサンに見えたよ」とからかわれたくらいで、「メンタルを崩す」ほうが議員の資質としては心配だ。
記事には「フラッシュバックを起こしてしまうので答えたくない」と被害を受けた議員が言っているとあり、「自律神経失調症」と診断され、当面休養するんだとさ。
議員という職は、高齢者の暇つぶしでできるものではない。反対派からどんな強硬意見を浴びせられようとも、己が信じるところに立って議論を戦わせる。そして自身が理想として掲げる方向に持って行くのが政治家ではないのか?それは国政であろうと地方政治であろうと変わらない。
繰り返すが酒席で、先輩議員からのからかいや誹謗中傷、ときには暴力やセクハラだってあるのが、レベルの低い地方議会だ。
今、流行のLGBTに乗って当選を果たしたのかもしれないが、その程度の揶揄で神経を病んでしまうなら、それは体調のほうが大切なので、議員などというつまらない職などさっさと辞めて療養に専念したほうがいい。