元北海道議の小野寺まさるさんの「X」からネタをいただく。
小野寺さんが、1月28日の北海道新聞の「読者の声」の投稿を紹介していて、それを読んで大爆笑をした。愛知県では北海道新聞を見られないからね、小野寺さん、ありがとう。
投稿の題は《「祖国のため」戦いません》というもので、64歳の男性公務員からのものだった。櫻井よしこさんの投げかけた「あなたは祖国のために戦えますか」という発言に反応してものである。
このオッサンは言う。
《私は「戦いません」と答えたい。》
まぁ64歳では、ウクライナでも戦力外だ。それに40年も公務員をやっているようでは戦闘力に直結する筋力も衰えている。そもそも「戦えない役立たず」という自覚がなければダメだ。だから口を閉ざしておけばいいものを、胸を張って「戦いません」なんて言っているから笑われる。
「戦いません」のあとの文章もハチャメチャで、「私は愛国者だ」と言い「祖国のために戦わないという選択肢もあるべきだ」とのたまう。
《祖国を愛するからこそ、戦いを起こさないことに注力するべきだと思う。》
64歳のボクちゃん、戦争は起きない方がいいでちゅね~。話し合いでかいけちゅできればいいでちゅね~。
出来ねえから、世界中で戦争が絶えないのが見えてねえのか!適当なことを言っているんじゃねえぞ。「戦いを起こさないことに注力する」って、具体的になにをすればいいのか言ってみろよ。なにも具体案を持たずにお花畑理論をかざすんじゃない。
後段は薄っぺらく歴史を振り返っているので割愛し、文末のまとめに跳ぶ。
《私が戦うとするなら、愛する祖国を戦争に導こうとしている勢力に対してだ。戦争は未来への遺恨を残すだけだから。》
はぁ?・・・てなもんですわ。
あんたが戦おうとする勢力って、当然のことながら領海を侵犯している某国、領海にミサイルを撃ち込んでくる某国の勢力じゃないんかい?
あんたがケチをつけている櫻井よしこさんは戦争については絶対反対をしている。言われているのは、多くのまともな保守論客と同様に「侵略をする独裁国家に囲まれている日本だからこそ、しっかりとした軍備を整えましょう。いざとなったら戦う気概を持ちましょう」ということなのである。
それが読み取れず、まさかボンクラ公務員、櫻井さんやまともな保守論客を、戦う相手だと思っていないかい?「戦争に導く」という言い方は、明らかに国内の勢力というニュアンスで言っているよね。
文はそのあたりをぼやかして書いてあるが、専制侵略国家、あるいはそれを手助けする連中が「戦争に導く」とは言わない。外部勢力なら「戦争を仕掛ける」とか「戦争を起こす」って書くよねぇ。
この手のデュープス、あるいは確信的左翼なのかもしれないが、櫻井さんのような「国家」を考える論客を貶る、あるいはこの公務員の言う「戦い」を仕掛けて排除しようとするやり方は、まさに、支那共産党の異論を許さない全体主義、共産主義の考え方なのである。
「私は祖国のために戦えませ~ん。でも、日本を守ろうとする勢力を倒すためには戦いま~す。そしてお花畑の自由平等、共有財産主義社会の中で、投票権もなく、発言の自由もなく、一部の共産党幹部だけがうまい汁をすえる社会で遺恨なく生きていきたいと思います」
ということが短い投稿から伝わってくる。
ワシャは絶対に嫌だ。そんな《「祖国のため」戦いません》などという輩とは、全面的に戦う。