ネタとしての朝日新聞

 これだから朝日新聞はやめられない(笑)。今朝のオピニオン欄である。右肩(朝日一押し)の投書が分かりやすい。

《過去の日本の姿と似たロシア》と題された78歳の女性からのものである。内容は、「ウクライナの状況をみると先の大戦時の日本と酷似している」と前置きをして、「先の戦争時でロシアのようなことをした」言って懸念を表明している。「日本学術会議の任命拒否や森友・加計問題では、説明がなされないまま」だとして、そういうところがロシヤと同じだと言う。でね、「私たちが平和を祈る不断の努力をしないとロシアになる」と結論をつけている。

 まず、お婆さん、先の戦争、第二次世界大戦、太平洋戦争・・・なんでもいいんだけど、もう少し大東亜戦争史、日本の近現代史を勉強してから投稿しようね。

 そもそも支那事変で日本はロシヤのようなことはしていないし、現在と90年前とでは、世界の仕組みが大きく変革しているのだ。その違った世界を同じ物差しで測ろうとするのには無理がある。

 さらにあの戦争の切っ掛けをつくったのは、ソ連支那共産主義勢力であり、アメリカに浸透していたコミンテルンの工作の結果だったことは諸々の文書からも明白になっていて、いかに日本がそいつらに騙されたか、どれほど日本が正直だったかが理解できる。だから日本はこれからもロシヤのような国にはならないよ。

 ただ、この婆さんのように戦中のコミンテルン終戦後の赤化GHQ、その後の日教組などの洗脳で染め上げられてしまった人々が、「お花畑9条教」を振りかざすことが恐ろしい。

 例えばその洗脳された方々が一昨日の朝日新聞の全面広告に名前を連ねている。「福島みずほ」なんていう名前もありましたぞ。

 こういった方々は台湾に、南西諸島に支那の軍隊が進駐してきても戦うなと言われる。「話し合いで」と田嶋陽子のようなことを言っている。

 事実、全面広告では《基地のない平和な沖縄そして日本》と言うけれど、軍事基地がなければ支那は速攻で上陸してきますよ。《「台湾有事」で南西諸島を戦場にしてはならない!》って言うけれど、支那が台湾侵攻を始めれば、南西諸島の海をミサイルや爆撃機を搭載した支那艦隊が通らざるを得ず、それはとりもなおさずそこが戦場ということである。

 全面広告に名前を連ねた連中、いけしゃあしゃあと朝日新聞にそれらしい投稿をする人たち、これらが東アジアの安全の足をどれほど引っ張っているか、真剣に論ずるときがきていると思う。

 投稿者の文末だけ写しておく。

《日本はロシアのようになりかねない。改めて肝に銘じたいと思います。》

 ぜったいに日本はロシヤになりませんが、日米安保核の傘が機能しなければいずれウクライナにはなるでしょう。そのことは肝に銘じておいた方がいい。