昨夜のプライムニュースですっとぼけた地震学者が出てきて、無茶苦茶な話をくっちゃべっていた。ワシャは晩酌をしながら怒りまくっていたが、そのことを書こうとすると、また結構な資料を机まで持ってこなけれないけない。地震ネタは時間がかかるんですね。
今日は午前中から予定が入っているので、あまり日記に時間は割けない。だから今朝は「朝日新聞」で楽をさせてもらいまっさ~。
「声」、投稿欄である。ここで朝日新聞は時々というか結構な回数を「平和のバトン」という特集で胡麻化す。今日がそれだった。
要するに先の大戦、大東亜戦争の負の部分だけに焦点を当ててしつこく貶めようとするコーナーである。このコーナーが日本人の愛国精神の醸成を大きく棄損してきたことは間違いない。
今日は14歳の中学生女子の投稿だ。題して《よくもこんな 残酷な特攻作戦》である。とは言っても、こんなマヌケな題は新聞社の方で付けているから彼女のせいではないけどね。
内容は、遠足で知覧特攻平和会館
で校外学習をした。その結果、彼女は「よくこんな残酷な攻撃方法を思いついたな」と驚いたそうだ。
それはそのとおりで、兵学校・士官学校で優秀だった軍官僚(今の財務官僚クラス)のバカどもの「特別攻撃」という発想は愚策以外の何ものでもなかった。
彼女が、若き特攻隊員の遺書に心を痛めることにも共感できる。
「人が死ぬことを前提としている攻撃方法は許されてはならない」
これも正しい認識だ。
ただ、ここからがちょいと気になった。
《私は、この遠足で戦争の悲惨さと残虐さを知った。》
いやいや、それは短絡的すぎる。「戦争」というものの全容を知るには半日程度の知覧の遠足では膨大な数のピースの一片を見たに過ぎない。知覧の特攻からは「ウクライナ」などの戦闘地域に思いを飛ばすのは、対象とする戦争の前提が違い過ぎていて、かなり危ない。こういった薄い「戦争の悲惨さと残虐さ」の認識、浅い「平和感」に、左翼の洗脳が付け込んでくるのだ。
特攻隊のことを学ぶ、それはとてもいいことで、これを切っ掛けにして、日本を焦土と化したあの戦争の全体像を掴んでみることを薦めたい。単純に「戦争の悲惨さと残虐さ」だけでは語りつくせないことを知ってね。
彼女は最後をこうまとめている。
《一刻も早く戦争がない世界が来ることを願っている。》
もちろんその願いは正しい。しかし、お花畑の住人のように「願う」だけでは戦争はなくなりません。
まず、あなたの所属する日本を悲惨な戦争から守るために、何をしなければいけないかを考えてほしい。間違っても左翼の言う「話し合い」ではなんともならないし、「特攻」では日本を守れなかった。
では、どうするか。
今、特攻隊や戦争による犠牲者を出さないためには、能登半島で日夜頑張っている自衛隊の予算額を増やし、いざという時には、特攻機などという思い付きの代替え兵器で戦わせるのではなく、しっかりした防衛力としての最新鋭兵器を供えて、いつでも使えるぞという姿勢を、周辺の核兵器を持つ専制主義国家群に示しておくことが、日本を極東のウクライナにしないための最善策だと思う。
朝日新聞「声」に投稿した少女に伝えたい。
オジサンのこの考えは、あなたの知っている戦争知識の何百倍もの知識の裏付けがあっての発言である。
戦争について問題意識をもつことは大切なことだから、ぜひ、偏った情報に惑わされずに、自身で情報を集めること。おそらくこれだけの文章が書ける中学生だから本を読んでいると思われるが、もっといろいろな本を読むこと、それも一方に偏らずに吸収することがあなたのためになると思う。
朝日新聞を読んだら、月刊『Hanada』も読むとかね(笑)。
2020年8月10日の拙日記で「特攻」のことを書いている。よく書けているじゃないか(自画自賛バカ)。