年おさめの毒

 ケチな朝日新聞は有料でないと記事を読ませない。これもそうなんですね。でも読まなくても大丈夫ですよ。ワシャが有料の新聞紙を読んで解説しますから。

《みえてきた、死刑囚の暮らし 袴田さん、ラジオは「娑婆とのつながり」》

https://www.asahi.com/articles/DA3S15828894.html

冒頭はこう始まる。

《今年は3年ぶりに死刑が執行されなかった。法務省によると、施設に収容されている確定死刑囚は106人。だが、その生活ぶりは明かされていないことが多い。》

 ここから、再審公判中の袴田さんの手紙や内部文書から死刑囚の日常の話にもっていく。

 さすが・・・というか、朝日新聞は明らかにおかしい。普通に生活をする一般国民に死刑囚の話を聞かせて何を誘導しようとしているのか?死刑囚が朝何時に起きようが、日常的にDVDを見たり、本を読んだりすることを我々が知ってどうなるというのだ?

 もちろん朝日新聞程度の底意は見えているけどね。「死刑執行は人権問題だー!」と叫び、世論誘導をして死刑制度をなくそうという目論見だ。なんでそんなことをするのかといえば、「執行しなくてもいいじゃないか人権だもの」ということでしかない。

 でね、重要な部分は読めない後半にある。この「読めない」には、有料で「読めない」という意味と、文章が下手で何を言いたいのか「読めない」をかけている。

 まぁいいや、読めないところをすっ飛ばしていこう。

《法相が、判決の確定から6カ月以内に命じなければ死刑の執行がある。》という文があって、その後に《最後の死刑執行は、昨年7月26日》とある。吉川禎久法相(当時)が秋葉原の無差別殺人を起こした男に死刑執行をした。ご苦労様。

 この続きがバカ野郎である。

《その後、葉梨康弘元法相、斎藤健元法相はいずれも執行せず、今年9月に就任した小泉龍司法相も執行しなかった。》

 この3人、みんな東大卒で、斎藤氏にいたってはハーバードまで行っている。それがどうしちゃったのかニャ。法相は、死刑を命ずる仕事をしなければいけないんじゃないの?なに仕事さぼっているのさ。このことからも東大卒の無能さが見えてくる。

 はなから「死刑反対」なら法務大臣なんか断れよ。ガキの頃から勉強一筋で、一般の感覚というのを身に着けてこられなかったんですね。

 死刑囚の向こう側には、人権どころか人生まで奪われた普通の人たちが累々と存在することを忘れるな!

 現在、確定死刑囚が106人存在する。そしてその平均収容期間は15年2カ月となる。これを国民の税金で賄っている。被害者のご遺族も負担させられていることになる。

 いい加減にしておけよ、ボンクラ大臣共。あるいはその上にいる岸田首相の思惑が入っているかもしれないが、法律に則って国民に負担を押し付けず粛々と業務を執行していけ。

 仕事をしなかった大臣は給与の返上をしろよ。

 

 令和5年の毒吐きはこれで終わっておきます。明日は「七味五悦三会」で上品にいきたいと思います。