今日は短め

 バカを言っているんじゃない。

《弁護側「絞首刑は残虐」と死刑回避求める、動物愛護法に言及も》

https://www.sankei.com/article/20231207-EP4AP2QKRVKGPBUWYRFVZYIA7Y/

 結果的に、何の罪もない36人もの尊い命を奪っておきながら、「刑事責任能力がなかったから死刑はヤンピにしてね」ってそんな理屈が通ると思っているのか!

 ワシャの友人にも優秀な弁護士がいるので、あまり悪口は言いたくないけれど、弁護をする立場だからやむを得ないと思うが、この弁論はなかろう。

 そしてこうも弁護する。

「現行の絞首刑が憲法が禁じる『残虐な刑罰』に当たる。動物の殺処分に関する動物愛護法の条文でも『できる限りその動物に苦痛を与えない』『方法についての国際的動向に十分配慮』などと規定されている」

 弁護士さん、ガソリンを撒かれて焼き殺されるのは、残虐ではないのか?おそらく猛烈な火の手に追われ、熱く、苦しく、恐ろしい状況で建物の中を逃げまどいながら・・・。

 絞首刑で一瞬にして死ぬことに比べれば、どれほど残酷なことだったか。そのことに思いが及べば、被告は言い訳などできない。被害者の皆さんに対し、深く頭(こうべ)を垂れて、「弁護士さん、もう結構です。私はどういった結果でも受け入れます」と殊勝な態度を示してみろ。それでも36人の方々の命は贖えないけれど。

 36人を殺害した罪は重大だ。どう量刑上の考慮をしたとしてもとてもじゃないが償えるものではない。

 でも弁護士の後段の話に若干の皮肉が込められている。

 被告の死刑を、動物の殺処分に例えて減刑を求めているところである。被告が畜生以下であることを認めていて、こういった事例を持ち出してきたのか?じゃぁ弁護士の言うとおり、被告を熊のように山に放って銃殺刑にすればいい。そのくらいのことは提案して来いよ。短絡的に「動物愛護」などと「36人殺害事件」を同列で語るな。

 

 最近、日記が長いというご指摘を受けましたんで、「天声人語」並みに短くしました。