中日新聞もおもしろい

 この中日新聞の記事が笑える。

《【石川】LGBT もっと信じて トイレ、入浴…根強い誤解》

https://www.chunichi.co.jp/article/739389

 教師だったトランスジェンダー男性の告白である。生まれたときは女で、当然戸籍上は女だけど、自分は男だと認識しているという「T」の人ね。

 告白の内容のいろんなところに疑問がある。本人のせいなのか、新聞社の書きぶりのまずさなのかは判らないが指摘だけしておく。

《慎重にトイレなどを利用してきた過去を振り返り、切実に訴える。「当事者はとにかくトラブルにならない行動を模索している。私たちをもっと信じて、信頼してほしい」》

 もちろん信頼をしたい。しかし、すすきの事件ではないけれど、女装を武器にして女に近づくという不逞の輩は数多存在している。この告白者は女→男だから逆のパターンなんだけど、男装をしているなら男子トイレに入ってきてもまったく問題はない。「慎重に・・・」などする必要もなく、男が何人か、立ちションをしていても、男装である。どかどかと入ってきて、個室の方に入っていけばいい。立ちションメンバーは「大のほうね」と思うだけで、なんにも気にしない。

 次のフレーズも同じなんだけどね。

《新しい学校に赴任するたび、困ったのがトイレ問題だ。広くカミングアウトしていなかった時は、見た目と戸籍上の性別が異なるため、「まずは多目的トイレがあるか、なければ人と会わないトイレを探した」。勤務中はなるべくトイレに行かない体質になったという。》

 え?カミングアウトしていなくても「男装」なんでしょ。「多目的トイレ」など必要ではなく、そのまんま男子トイレの個室に直行すればいい。

《理解増進法は反対派の主張を受け、「全ての国民が安心して生活することができるよう留意する」と多数派に配慮する条項が加えられた。当事者が安全の脅威になるかのような見方に失望が広がった。》

「多数派に配慮する条項」って、うふふ、尻尾が見えてきましたね。

 この人は「自称トランスジェンダーが悪い目的を持って女性トイレに入るのは単なる犯罪」と言いつつ、T当事者は周囲の視線を気にしながら肩身の狭い思いをして行動しているそうな。

 だからね、とくにこの人のような女→男(男装)の人は「肩身は狭く」ない。問題なのは男→女(女装)で女好きな連中なのである。それが「本質」なのか「自称」なのか人には見分けが利かないから、多くの女性たちが慄(おのの)いているのだ。

 いい喩えが浮かばないが・・・。

刃物を行商する人がいましたとさ。彼は刀や包丁を担いでしておりました。ある日、銀行にお金をおろしに行ったんですが、入り口のセンサーに引っかかって日本刀を持ったまま銀行内に入ることができませんでした。彼は警備員に食って掛かりました。

「犯罪者が刀を持って銀行内にはいるのは単なる犯罪だが、私は業者で善良な人だからなのだから刃物業者という少数派にも配慮しろ」

 今一、ぱっとしないが、そんなことではないでしょうか(笑)。さらに突っ込みを続ける。

《出生時の身体的な性は「女性」。幼少期から「私は女の子じゃない」とスカートの着用や男女別に色分けされるのが嫌だった。「自分が男だとバレたら、ひどい目に遭う」との恐怖心は強く、小学校以降は、制服のスカートが「見破られない」ための隠れみのになった。》

 小学生だった頃、男みたいな女の子はたくさんいた。というか、高学年になるまでは身体的にも特徴が出ないから、体格のいい女子は小柄な男子よりも幅を利かせていた。高校時代でも、実際に男みたいな「ソフトボール部」のキャッチャーとか、「女子バレー部」のごついキャプテンとかいましたけど、今では普通のオバサンで、楽しく過ごしておられますよ。

 だから、問題は「女→男」ではなく、「男→女」であり、そこに妙な連中が混じるからややこしくなる。つまり、「T」問題に、この教師の事例を出してきても説得力はまったくない。

 大都市の繁華街で、女装して女の子に声をかけている輩にインタビューしなきゃ。お身内の望月衣塑子記者あたりを派遣してさ、徹底取材をしなさいよ~(笑)。

 

 朝日新聞の朝刊にあった《警察官 頭刺される》

https://news.yahoo.co.jp/articles/85cfb493ef8fac956befbe8bf15f4c067e513e9a

や、大学生のニーチャンの変な投稿についても触れたかったが1700字を超えてしまったので明日に回そう。回すとまた他で突っ込みたくなるニュースが出てくる。結果として積み残してしまう。こまった~こまった(題経寺の御前様風)。