自民党の劣化

 研修と称するツアーに参加した自民党の女性議員がマヌケだったので氷山の一角が見えたということ。

自民党女性局の仏研修に批判殺到「38人も行ってなにすんの?」 今井絵理子氏は反論》

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e1b4754f010cde8783375918354ba8cf7e74c5

 ネット上では大騒ぎになっているようだが、ワシャは少し切り口を変えて話をしたい。

 国会議員にしろ、地方議員にしろ、「研修と称するツアー」には頻繁に出かけている。それこそ1年間に述べ10万人は超えているのではないか?

 その中で国民・住民に還元される視察成果は1%にも満たないと考えたほうがいい。10万とか1%とか適当な数字を挙げていると思うなかれ。

 例えば、人口十数万の某市議会の場合、「議会改革」、「まちづくり」、「新庁舎の建設」、「公民連携」、「公園の指定管理」、「福祉」、「防災」などなど、いろんなお題目で25人ほどが全国に旅立つ。先進地は関東、東海、関西に集中しているのだが、どうしても遠方に行きたがる女性議員もいる(笑)。これが常任委員会、特別委員会、会派視察、東京陳情などの名目で年4回、その他にも議長会だのなんだので出張があり、これで延べ100人が2泊3日の旅に出ている。この延べ100人が視察報告書なるものを作成して議長に提出するのだが、この視察結果により施策として実現する可能性はゼロに近い。なぜそんなことが断言できるかと言うと、すでに行政サイドで調査研究していることが多く、それらのネタをもらって調査に行けば、いかにも視察結果によって実現したように見えるが、それは見えるだけのことで、有権者へのパフォーマンスでしかない。それでも0%でもなかろうと、1%のおまけをした。

 次に10万人のほうだが、令和3年の数値

https://www.soumu.go.jp/main_content/000675287.pdf

を見てみると32,000人ほどの地方議員がいるので、×4で128,000という数が出てくる。しかし病気だったり都合が合わなかったりで行けなかった議員もいるだろうから、28,000を差っ引いて10万人って、それほど的外れでもないでしょ。

 10万人が公費で旅行をして、その成果は1%じゃぁ、とてもじゃないが採算の取れる視察とは言えない。

 ワシャの知っている議員は「議員が視察に行く予算があるなら、職員に行かせたほうがいい」と言い続けていた。

 結局、議員議員といってはいても、専門職ではないので、事業の詳細な部分まで知っているわけではない。上っ面の説明を聞いて「ふむふむ」と納得しておしまいなのだ。それが専門職の職員なら、同じテーブルについて議論ができる。

 ワシャの友だちのある施設の長だった男は、年間50件を超える議員視察を受けたそうだが、前の晩に飲み過ぎて寝ている議員や、今晩のスケジュールをスマホで確認する議員などが多く、まともに議論のできる議員は1%にも満たなかったという。

 

 国会議員もご同様で「研修と称するツアー」を楽しんでいるだけだ。

 今井議員も、「内政の失敗は内閣を滅ぼすが、外交の失敗は一国を滅ぼす。外交も人間関係の構築から始まります。だからこそ私は度々、他国の人々と交流のためにその地を訪れます」とのたまうならば、今はフランスじゃないだろう。マネートラップや逆ハニに引っかからないように注意をしながら支那へ行け、朝鮮へ行け、ロシヤへ行け。

 たかがと言ったら失礼だが、今井議員のレベルでの交流があったからといって外交の失敗をリカバリーできるものではない。「外交の失敗は一国を滅ぼす」なんていうセリフは安倍晋三さんが言って初めて説得力を持つ。

 現地を見るということは大切なことである。しかし今回の視察レベル程度のことなら、ネットで調べろ!それで十分だわさ。どうしても行きたいなら自費で行け!