今日は何の日

 7月を文月という。語源はいくつもあるんだけど、ワシャ的には「七夕に詩歌の文(フミ)を供えるところから」という説を取りたい。今日はその文月の23日ということで。

 

 今朝、相変らず内容の偏った朝日新聞に目を通す。しかし、ほとんどのニュースがすでにネット上で報じられていて、目新しいものはなかった。次に手に取ったのが、新聞と一緒にあったワシャの町の老人クラブの会報だった。ううむ、こっちのほうが読みごたえがありましたぞ(笑)。

《思い出す子どもの頃のあれこれ・・・》と題した、まもなく95歳になる方の手記が掲載されていた。書き出しはこうである。

《人も年をとれば姿形も変容する。住みなれて来た○○の町も同じである。子どもの頃を思い出して2~3点描しておきたい。孫や曾孫のために。》

 内容は、この人が子供の頃の東海道線の駅周辺のこと、公園や図書館のことなど、それこそ100年ほど前の町の描写がされていて興味ぶかかった。

 祖父・曾祖父から、孫・曾孫に宛てた「文」を、文月文の日に読んだのだった。めでたしめでたし。