腹の立つことばかりなりけり

 ううむ、次から次へと書くネタが出てくるんで困っている。

 それにしてもこのジイサン、いつまでもお若いことで(笑)。

《「激励の意味で手を握った」 岐阜県池田町・岡崎和夫町長セクハラ疑いで会見》

https://www.chunichi.co.jp/article/722593

 75歳のジジイの6期目は長すぎるって。5期で辞めておけばよかった。そもそも女性職員の体に触るっていうのは、どういう状況であろうともアウトだ。そんなことを5期20年も公職にあって認識すらできていなかった。もうそれはバカと言っていい。即刻、辞任すべきだ。

 政治家は、「聖人君子」である必要はない。正確に言うと「聖人」である必要はないということであって、しかし「君子」ではあるべきだと思っている。2万ちょっとの自治体のトップである。「町一番の君子(教養人)である」の意識は持って欲しかった。「町一番のエロジジイ」になってどうすんのさ。

 ここはくどいようだが、潔く反省の意味をこめて職を辞す。これに尽きる。

 

 先日、たまたま乗った中央線の中津川ゆきの車内でちょいとしたトラブルを目撃した。名古屋金山駅で身拵えをしっかりしたご婦人が2人乗りこんできた。わりと大きめの鞄を持っているところを見ると、プチ旅行にでも行くのだろうか。車内はわりと混んでいる。入口脇の4人掛け横並びシートにサラリーマン風の男と、太目の若い女が座っている。男は入口側の席に、デブ女はその横で2人分のシートに尻をはみ出し反っくり返っている。だから壁際側には何とか1人が座れるスペースしかなかった。デブ女が2シートを独占しているんですね。

 千種を越えたあたりだった。デブ女の前に立っていたご婦人2人組のきれいな方が、そのデブ女に「すいませ~ん」と小声で声を掛けた。席を少し詰めてもらえませんかというアクションだったと思う。デブ女が少しずれれば、立っている二人は座れる。

 そうしたらそのデブ女、キッとご婦人を睨みつけ、口をへの字にした。それでも、でかいケツを詰めるのかと思いきや、突然、立ち上がって反対側の4人掛けに1席空いていたところに尻をねじ込んだ。

 デブ女、2人のご婦人に席を譲ったのだ。わりといいヤツじゃんか・・・と、思いきや、このデブ女はそれから、春日井で降車するまで、ずっと2人を睨み続けていたのである。コワッ!

 普通なら、でかいケツを少し寄せて、2人分のスペースを空けて「どうぞ」とか言えば気持ちのいい話なんだが、他者から声を掛けられるのを嫌悪する若者が増えているようだ。

 

 定期バスのドライバーの手記にこんなものがあった。

 バス停に乗用車が停まっていた。当然のことながら、クラクションを鳴らして車をどかすように誘う。2回目鳴らすと運転席から鬼の形相の若い男がケータイを手に降りてきてこう叫んだとさ。

「わかってるわ!電話中なんだよ!殺すぞ!」

 ケータイの相手には「おおっ、ごめんな。ヘンなヤツにからまれちゃって」と謝っている。おまえがヘンなヤツだろ。

 見ず知らずの他人には高飛車に応じ、仲間には低姿勢で臨む。「公」と「私」が逆転してしまった歪な世になってしまったか。

「君子は諸を己に求め、 小人は諸を人に求とむ」(「諸」とは「責任」のこと)

 論語の泰斗である加地伸行先生は、「小人」を「知識人」と訳された。ワシャもベースではその訳で読んでいるが、たまに「小人」を「つまらねえヤツ」と読みたくなる。

 

 ワシャなら、中央線のデブネーチャンには「おらぁ、席を独占してんじゃねーぞ、脇へ汚ねえケツをどけろ」って言うし、バス停のガキには「テメエバカヤロー、公共のバス停にボロ車を停めてんじゃねえ、さっさとワビいれてどけ!ボケ~」と波動砲かまします。

 ワシャのほうがよほど「小人」でしたね(笑)。

 

 東京練馬で暴走車両を停めようとした警察官が暴走者に振り切られて負傷したという。

《「おい止めろ!」警察官の制止振り切り暴走車が逃走…何度も車に衝突する瞬間をカメラが捉えていた 東京・練馬》

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ec6028e2ac931cca06570232bb8a0a591f7b19d

 こんなのは、さっさと銃を向けて「エンジンを切って降りてこい。逃げ出したら撃つ」と言えばいいのだ。このバカの暴走を許すことによって、たまたま歩道を渡っていた小学生が事故にあったらどうする?不特定の健全な市民を守るためにも、バカに発砲してもいい。昭和の時代のように市民側のモラルに安全を委ねるべきではないと考えている。