論語塾など

 昨日、名古屋博学本舗の主催する「論語塾」があった。
http://hakugakuhompo.michikusa.jp/Nagoya_hakugaku-hompo/index.html
 東京からとんぼ返りで、そのまま名古屋入り。伏見の会場に滑りこんだのは2時30分、少々遅刻をしてしまった。急いで席につき、みんなと一緒に、元気よく「子曰わく、君子は能なきことを病(うれ)う。人の己れを知らざることを病えず……」などと音読をする。
「君子は自分に才能のないことを心配しなければいけない。人が自分のことを知っているかどうかなど気にする必要はない」
 およよ、またこれだ。孔子は度々、これに類することを弟子にこぼしている。これだけこだわるということは、孔子が「自分は正当に評価されていない」と常に思っていた証左であると呉先生は言う。
 孔子というと「聖人君子」というイメージが強いけれど、女性問題を突かれるとしどろもどろに弁解したり、態度の悪い知人に対しては、罵詈雑言を浴びせ掛け、おまけに杖で叩いたりと、なかなか人間臭い。

 土曜日が日垣さん、日曜日が呉さんと、高いインテリジェンスに連日触れ続けたために、夕方には知恵熱が出てしまった。飲み過ぎという説もあるけどね。だから、二次会の喫茶店までお付き合いをして、その後の宴会はご遠慮申し上げた。というか、いつもワシャが宴席をはだてているので、ワシャが帰ってしまえば自然消滅になる。要するに呑みたいのはワシャばかりで、主催のセコミチさんやウラシマさんにはお付き合いしてもらっているのじゃ。

 自宅に戻ったのは、午後7時30分、それから東京のメモや論語塾のノートの整理をする。勝間和代の書籍にも再度目を通す。そして、セコミチさんから借りた、真鍋昌平闇金ウシジマくん』(小学館)を読み始めた。これは呉さんも推薦する名作漫画である。
 うむむむむ……なんという救いようのない話だろう。これは、体調が悪い時に読むとかなり精神的にこたえる作品だわさ。9冊あったが3冊で切り上げて、もう少し救いようのある本を読むことにしよう。
野村尚克『世界を救うショッピングガイド』(タイトル)
くさばよしみ『地球を救う、14歳になったら考える』(汐文社
 この2冊にしよう。これなら救いがある。