中日落語会

 昨日、名古屋市民会館で中日落語会。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7c4d7be3151edd376282697206cee46e5c36eb9

 柳家喬太郎桃月庵白酒が高座に上がり、二人が二席ずつつとめた。どれも面白かったのだが、喬太郎の「稲葉さんの大冒険」(三遊亭円丈作)が圧倒的に笑えた。名古屋ゆえ、円丈師匠へのオマージュも込めての一席で、ある事情から赤松の巨木を背負って家路につく稲葉さんの悲しい物語には、会場が何度も何度も大爆笑で揺れた。

 開口一番で白酒が出て、仲入を挟んで喬太郎が二席を続ける。そして白酒がトリとなる。そこで白酒は古典の「不動坊火焔」をかけるんだけど、喬太郎二席の後は辛い。充分に白酒も面白いんだけど、喬太郎との落差ゆえに、ついつい眠くなってしまう。喬太郎が急ぎ東京へ帰らなければならないということで、白酒のトリになったのだろうが、ここは白酒‐喬太郎‐白酒‐喬太郎、あるいは喬太郎‐白酒‐白酒‐喬太郎にしたほうが善かったのでなかろうか。

 といいながら、白酒も上手いし面白いんですよ。でも、喬太郎のぶっ飛び方が尋常ではないので、ちいっとばかり白酒が不利だったということだけ。

 終わってから、金山駅前で反省会。軽く喉を潤して帰ったのでありました。