「老後破産」は誰のせい?

 昨日、読書会。課題図書は、NHK取材班による『老後破産 長寿という悪夢』(新潮文庫)。ワシャや読書会のメンバーの年齢からすると、やや生々しいテーマなんだけど、現代社会において切実な問題であることから選択をしたものである。

 最年長メンバーは、あまり読書が好きではない人だが、この課題だけは真剣に読み込んできていたようだ(笑)。

 メンバーは、それぞれの老後観について語り、現状の高齢者についても身近な例を挙げて議論をした。

 ワシャが指摘したのは、生活保護を受ける外国人が6万6000人を超えていること、その費用が大雑把だが月額で100億円、年に換算すると1200億円に達する予算が、日本国民でない在留者に吸い上げられている事実である。これなんかも日本人の高齢者に回すべき予算であるはずだ。

「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」

と、憲法にある。日本語としては「すべての国民は」のほうがいいと思うが、GHQが突貫で作った占領憲法なので仕方がない。とはいえ、「最低限度の生活を営む権利」は「日本国民」にあることはきっちりと明記してありまっせ。

 

 なにしろ、日本国民の高齢者をないがしろにして、外国人を救済しようと蠢く輩が多すぎる。支那共産党出先機関かと思われるサンデーモーニングのコメンテーターは《前科者であれば人権を奪っていいわけではありません》《(外国籍でも)日本国籍者と同じ支援ややり直しの機会が必要》と言っている。アホか!

 これに対して杉田水脈衆議院議員が頼もしい。LGBT法採決に欠席した女傑だ。

《「(外国籍でも)日本国籍者と同じ支援ややり直しの機会が必要」とおっしゃいますが、それを提供するのは日本国ではなく、その方の母国です。生活保護も同じ。在留者の生存権は、第一義的には当該人の母国が責任を持って補償すべきものです》

外国人犯罪者よりも日本国籍者や正しい手続きを経て、入国された外国人の生活を守ることを優先するのは当然のことです》

と指摘している。

「老後破産」とはやや離れたかもしれないが、とにかく日本国民を最優先して守れと言いたい。

 サンモニに代表されるサヨクメディア、支那共産党の影響を強く受けている知識人と称する売国奴。サンモニのコメンテーターが、のっけに「人権」を出してきたことで、この人が「人権主義者」であることがわかり、「同じ支援」と言った時点で「平等原理主義」だと推測できる。

 極端な「人権」、「平等」はすべて新・共産革命のツールだと考えた方がいい。読書会からどんどん離れていく気がするが(笑)、ついでに、「WOKE CAPITALISM(ウォークキャピタリズム)」という概念が拡散し始めている。気候変動対策、平等、人権、LGBTなどに取り組み「社会正義」を実現しようというイデオロギーなのだ。SDGs、EV、脱炭素、再エネ、昆虫食などもその範疇に収まる。

 ええい! ここで力技を使って「読書会」にもどすのじゃ。

高齢者をないがしろにして、「不法滞在者に人権を認めろ。生活保護を施せ」というのは、この国のかたちを根本から崩そうという敵の工作の一環なのである。

 つまり、日本人の高齢者が直面している「老後破産」の主要因は、ここにある。「WOKE CAPITALISM」に汚染された「私は意識高い系」を自負している政治家、企業家、官僚が国家を破滅に導いている。

 読書会では、会終了後の食事会もあるので、ここまで過激なことは言わなかったけどね。

 駅前の居酒屋に向かう途中、パセリ君から「ちょっと最近のブログ、長いよね」と言われてしまった。

 確かに、最近、長くなっていました。駅前の居酒屋で、そんな反省もしつつ、楽しいお酒をいただいたのでありました。