令和の生類憐みの令

 おおかたの予想どおり、天下の悪法「LGBT理解促進法」が可決された。一部の健全な議員からは「党議拘束を外すように」という意見も出ていたが、自民党、まったく動ぜず押し切った。

稲田朋美氏、LGBT理解増進修正案採決時に党議拘束外すよう求める党内の声を疑問視》

https://news.yahoo.co.jp/articles/53e1fc862a67ae8ce3a0261b7b53d50e50704c7c

 推進派の稲田氏がこんなことをほざいている。記事を引く。

《「代議士会で、党議拘束を外すべきという意見を言った人がいたが(もともとの与党案は)党の総務会で了承された。党議拘束を外すというのは、違うのではないか」と指摘した。また「自民党の中での議論でも拙速とか、議論が尽くされていないとか、いろんなことをいわれた」とした上で、2016年2月に、自民党内に「性的指向性自認に関する特命委員会」が設置されたことに触れ「(そこから)議論は続けてきた。議論が足りない、拙速というのは全然違うと思う」とも訴えた。》

 おいおい、ホントこの人、このところあまりにも適当過ぎやしないか?「総務会の了承」と言っているが、そこでは反対派が多かったにも関わらず「執行部一任」で逃げてしまった。いかさま了承だから、まともな議員たちから「党議拘束を外せ」と要求されたが、完全に無視をした。だから杉田水脈議員や高鳥修一議員は、欠席したり退場せざるを得なかった。向かい風は相当に強いと思いが、反対を貫いた両議院の潔さは後世に語り継ぐべきだろう。

 さらに「議論が拙速で尽くされていない」という反対派の意見について、「2016年2月に、自民党内に特命委員会」を作ったからいいじゃないか・・・と言っているが、おい、稲田さんよ、議論は国民に見えなければまったく意味がないんだぞ。水面下の裏工作で法案を出してきたって、国民にはなにも見えない。表舞台で仕事をしてなんぼの国会議員だろうが!

昭和の悪い自民党のやり方が見事に復活し、安倍晋三さんの不在が、屋台骨の腐りまで露呈するとは。

 真実、10年後、20年後の日本が見通せなくなった。真の国士はもう現れないのだろうか(怒)。