忙中歌あり

 昨日はいろいろと忙しい日だった。

 午前中は、ワシャのことを応援してくれる企業に赴いて、とある企画の打ち合わせをした。ワシャが企画書を持参していったのだが、内容はことごとく変更になって・・・ううむ、まだまだ煮込んでいかないとモノにはならないか。まぁしかし、その煮込み作業も楽しいですけどね(笑)。

 午後は、令和7年に凸凹市に出店してくる大型商業施設の業者と地元関係者との打ち合わせ。ワシャは、前職でちょいと大型商業施設誘致に絡んでいたこともあって、オブザーバー参加をした。とはいっても業者に質問するのは、もっぱらワシャだったんだけど。

 その打ち合わせに入る直前に、ケータイが鳴った。出てみると読書会メンバーのHさんからで、「名古屋のセミナーでめずらしい人と一緒になった。今日(6月8日)か明日で、一盃やらないか?」というお誘いだった。

 明日(6月9日)は、ちょっとした送別会が入っているので、「今日ならオッケー」と返事をした。

 めずらしい人というのは政治家だった。かりにKさんとしておこう。あまり詳細なことを書くと、差しさわりがあるといけないので、漠と「政治家」とだけ記しておく。

 この人は昔から知っていて、近隣のスーパーに買い物に行った際に、入り口近くの道路で街頭演説しているのをよく見かけた。選挙になると一所懸命に街頭演説をする政治家は多いが、Kさんは日常的に自分の政策を辻立ちをして訴えていた。

 だから、議場で一般質問をするのに、なんの苦労もいらず、街頭演説で話していたことを、そのまま議場で再現すればよく、原稿などまったく見ずにスラスラと質問できると笑って言っていた。

 ワシャは基本的に頭を下げることにしか努力をしない政治家が嫌いで、逆に、日常から勉強を怠らない政治家が好きだ。

 そういった意味では、Kさんは希少な政治家と言える。その人と久しぶりに酒席を囲んだのである。

 2時間ほど飲んだんだけど、おもしろい話がたくさん飛び出して、有意義な時間となった。オフレコの話もけっこうあったので、これはさすがにここには書けません(笑)。

 ただ、一点、これはワシャのネタに触れたい。

 Kさんはこの日記を読んでいただいているとのことで、恥ずかしいばかりなのだが、彼から「ときどき話が難しいときがありますね」との指摘を受けた。

 あちゃ~、ショックだった。

 劇作家の井上ひさしの言葉、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに・・・」を実践してきたつもりが、下手文の典型の「やさしいことむずかしく」書いていたようだ。甘いぞ、ワルシャワ、反省しろ。

 

 宴が開いて、その後にKさんの「活動報告」をもらった。そこに、支援者の方が選挙応援をした時に詠んだ短歌が載っていた。これが良かった。

「古希過ぎて 選挙の押し活 するなんて 予期せぬ事が 今起きている」

 なんと、みずみずしい歌であろう。七十を過ぎて「予期せぬ事」に遭遇したわくわく感がみごとに描かれている。こういう支援者に出会うと、「よしもう一度、選挙に出てみるか」という気持ちになりますね。

 この歌が忙しい一日のいい締めになった。また明日から頑張ろうという気持ちになりましたぞ。