朝日新聞という病

 ジャーナリストの門田隆将さんが、朝日新聞をこんなふうに総括されている。

 

朝日新聞とは?】

  1. 中・韓の顔色をうかがう「人民日報東京支社」
  2. 9条至上主義を掲げる「空想平和主義新聞」
  3. イデオロギーで事実を捻じ曲げる「政治運動体の機関紙」

 

 確かに、そう思って新聞を読めば違和感はない。「日本の新聞だ」、「新聞はリアリティだ」、「新聞は公平中立だ」と思って読むから、居心地が悪いのであって、共産主義シンパのファンタジー新聞だと思って読めば、こういう紙面構成になるだろう。

 もちろん、門田さんに言われるまでもなく、ワシャは朝日新聞を「赤旗」を読むようにして楽しんでいる。

 

 今朝の朝日新聞

《ヤジの市民を道警が排除 安倍首相の街頭演説中》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190716-00000100-asahi-pol

 記事を要約する。安倍さんが街頭演説をしていた。それに対して「安倍やめろ!帰れ!」などと大声で連呼したプロ市民を北海道警が、演説会場から連れ出した。朝日新聞はこれに対して、わざわざ左巻きの識者のコメントを取ってきて「判例上、演説妨害といえるのは、その場で暴れて注目を集めたり、街宣車で大音響を立てたりする行為で、雑踏のなかの誰かが肉声でヤジを飛ばす行為は含まれない」と言わせている。そして、選挙演説妨害者を現場から移動させた警察官の行為について「刑法の特別公務員職権乱用罪にあたる可能性もある。警察の政治的中立を疑われても仕方がない」とクソ意見を開陳させている。アホか!

 安倍さんの街頭演説を楽しみに集まっている聴衆がほとんどであろう。首相がどんな話をするのか、耳をそばだてている横で「安倍やめろ!帰れ!」の連呼である。これは演説の妨害であり、大多数の徴収の聴く権利を侵害している。道警が「排除」するのは当たり前だろう。

 道警はいいことをしたにも関わらず、反日、親中の朝日新聞にかかると、悪者に仕立て上げられる。恐ろしや、反日共産主義シンパ・ファンタジー新聞。

 

 門田さんは、朝日新聞の記事を示しながら、さらに言う。「朝日新聞は、皇室を侮辱している。皇室をなきものにしようとしている」

 そのとおりである。女系天皇を声高に叫ぶ朝日新聞の紙面からは、忌まわしい思念のようなものが行間から這い出てくる。

 朝日新聞共産党立憲民主党などの理論的支柱となっている東京大学の奥平教授が、「女系天皇」を《天皇制のそもそもの正当性根拠であるところの「万世一系イデオロギーを内において浸蝕する因子を含んでいる。》と岩波書店発行の『世界』で書いているのだ。《「万世一系」から外れた制度を容認する施策は、いかなる「伝統的根拠」も持ち得ないのだ。》

 これを朝日新聞は実践しようとしている。皇室を排する、日本の国体を破壊する、そして支那を利する、根底にこういった薄汚い反日があると門田さんは指摘する。

 またこうも言っている。

「中国の代弁者として安倍・トランプ批判」

「国民の命よりも憲法9条

「フィルターバブル現象からくる自己陶酔型シャッター症候群」

 これらすべてが、朝日新聞のリアリズムの欠落からきている。ジャーナリズムがリアリテーを持たずして、ファンタジーの世界で論調を展開する。もう亡国の新聞と言っていい。

 門田さんが『新聞という病』(産経新聞出版)を上梓された。さっそく読まなくっちゃ。