長くてすいません(汗)

 外国人の問題について書こうと思ったんだけど、朝日新聞のほうがおもしろくて、どうしてもそっちに引きずられる。購読料は値上げしやあがったが、止められまへんでぇ(苦笑)。

 朝刊の社会面に「遮断の時代」という連載が4月30日から始まった。初回は《襲撃再び 厳戒認める空気》と題し、安倍元首相、岸田首相と続いたテロ行為の結果、首相の演説会が厳戒態勢になったことを「テロが続けば、市民は取り締まってほしいと望む。治安維持特権が大きくなる」と左傾の政治学者に言わせている。さらに《治安維持の強化を無批判に容認していけば、「市民側から忖度するようになり、着実にものが言えない社会になっていく」》と、テロを防ぐための警備をすることで、独裁体制(ペー支那スターリンロシヤ)お得意の警察国家がすぐにでもできそうな勢いでものを言っている。そんなわけないだろう。

 記事には中見出しで《演説会場「ヤジ禁止」》というのがあって、大分での岸田首相の演説会場に「プラカード等の掲示は禁止 ヤジ等参加者の迷惑になる行為の禁止」という注意書きに、ジャーナリストの江川紹子氏のコメントを付けている。

「手荷物検査はいいが、暴力と言葉による表現を一緒くたにしてはいけない。表現の自由を奪ってはいけない」

 やはりこのジャーナリストを名乗るオバサン、あまり頭がよくない。言葉は充分に「暴力」たりえる。ワシャなんか「波動砲」と呼ばれる大声を発することで、ハッスルするクソガキをどれほどフリーズさせてきたことか。そんなことはどうでもいいが、言葉は暴力だということを知らないオバサン、よくジャーナリストをやっているね(笑)。朝日新聞もご丁寧にこの部分を大見出しにして「暴力と言葉の表現は違う 自由を奪ってはいけない」と掲げている。

 東京のどこの駅前だったかは忘れたけれど、街頭演説をする保守系候補のまわりを左巻きのジジイが囲んで、大声でシュプレヒコールを上げ、演説を妨害していた。その候補者の演説を聴きたくて集まっていた健全な市民の「聴く自由」を奪っている。これが暴力でなくて何なんだろう。

 その連載の3回目が今朝だった。見出しはでっかく《声上げた日々 攻撃と嘲笑》。「何なんだろう?」と思って中身を読むと・・・懐かし~~、「SEALDs」の話だった。

 覚えていますか、「SEALDs」を。「安保関連法案」に反対して、立憲共産党社民党などから支援を受けて、国会前で大騒ぎをした連中のことを、覚えていますか。

 ロシヤのウクライナ侵略が400日に及ぶ今となってみれば、台湾海峡の風雲急を告げる今となってみれば、日本のEEZ内にミサイルを5発も撃ち込まれる今となってみれば、「安保関連法案」を通しておいてよかったでしょ。

 結局、少数野党の代弁をしていただけの子供集団「SEALDs」は、2016年に解散し、雲散霧消した。彼ら以外の多数の若者たちのほうがしっかりと時代を見ていたのである。

 その後日談が、今朝の朝日社会面となる。

「SEALDs」の元メンバーはこう言っている。

《「敗北」。男性はあの時の経験を2文字で語る。いまは市民運動からは身を引いている。》

 それが正解だと思いますよ。

 昭和35年6月、「安保反対」で国会周辺の道路を大群衆が埋め尽くした。それは「SEALDs」の比ではない。デモ隊の中の全学連主流派7000人と警官隊と衝突して死者まで出している。これと比べれば「SEALDs」はままごと言っていい。しかしそれは彼らだけの責任ではなく、すでに左派(立憲共産、社民)などの主張の嘘が国民にばれていたからで、左派さえしっかりしていればもう少し集まっていたんですけどね(笑)。

 でね、35年の国会周辺のデモに参加した学生の後日談なんだけど、「アンポってなんでっか?」というアンポンタン学生が大半だったそうな。

 結局、平成の安保闘争も同様な図式でしかなく、国際情勢、地勢的な要因、各国のミリタリーバランス、支那、ロシヤの方向性などを理解して「SEALDs」に参加していた輩が、はたして何人いただろうか?

 長くなってしまったが、「SEALDs」に賛同した2人の女性の話を最後にしておきたい。

 札幌で「戦争をしたくなくてふるえる」と題したデモを主催した女性は、未だにツイッターで批判されるのだという。今でもネット検索で、自分の中傷がいくつも出てくるんだとさ。ネット時代ってのはこれがあるからね。《いずれは海外で永住権を取りたいと思っている》のだそうな。若気のいたりってやつでしたね。海外に逃げるのも手だけれど、一度、自分の考え方と向き合ってみたらどうだろう。サヨク村は「総括」とかが好きで、人を許さない空気が充満しているが、普通の社会(サヨクは「保守」と呼ぶのだろうが)は、悔い改めた人を許容する奥行きを持っている。

 もう一人の女性は、弁護士になって活躍しているという。それなら大丈夫だ。弁護士の世界には「日弁連」という左集団があって、その人たちと徒党を組めば、そのまま左で突っ走れる。この女性、弁護士会の「憲法問題検討委員会」に所属して「9条護持」で頑張るのだろう。「SEALDs」の活動が「自分のアイデンティティー」だと言って憚らないこの人、《安保法の廃止を求める街頭活動を今も続けている。「形は変わってもおかしいことはおかしいと言い続けたい」》んだとさ。

 こっちの女性はいっちゃってるなぁ。ここまでいっちゃたら、いくところまでいくしかない。あ、弁護士の先輩で、この方向でいきつくところまでいっちゃったのがいたわ。

 福島瑞穂参議院議員である(笑)。