地方のとある夏祭りが終わった。ご多分にもれず「武漢ウイルス」を理由にして2年間を中断し、3年目に再開したものだが、規模縮小し、祭の持つそもそものコンセプトすら壊してしまった気がする。
これにはいろいろな要因が絡み合っていて、これが原因で祭が失敗したとは言い切れない。ただしこれだけははっきり言える。当日の祭だけではなく、その準備やPR、協賛団体へのアプローチなど総合的なリーダーのやる気のなさが「失敗」の大きな要因であったことは否定できない。
物事を動かすのに司令塔となる人物の力量は、戦いの勝敗を決めてしまう、そんなことは歴史に腐るほどの事例が示されている。
とある夏祭りは失敗するべくして失敗した。まぁ小さな話ですわ。
今朝の産経新聞に、福井県立大学の島田洋一教授の小論が載っていた。題して《抑止力強化へ悪しき洗脳を解け》である。
教授は冒頭にこう言い切っている。
《日本が活力ある自由主義国として生き延びるには、危険な核保有国群に対する抑止力の強化が欠かせない。》
まったくそのとおりで、支那、ロシヤ、北朝鮮などは、どれもが全体主義を突き進み、無知な人民を踏み台にして、一部の権力者の利益追求をするため領土拡張をひたすら狙っている。19世紀の暴力国家が日本の周辺に犇めいている。
この暴力国家に対しての抑止力を持たない限り、我々の子孫の運命は悲惨だ。支那共産党の奴隷か、プーチンの農奴か、金正恩の喜び組か。
島田教授は、支那が台湾進攻するにあたって、嘉手納や横須賀も潜在的攻撃対象になりうると言っている。お花畑の人に言わせると「そんなことあるわけないじゃないの~」なんだけど、これってかなり現実的な未来だと考えたほうがいい。
お花畑の住人は、支那の独裁者もロシヤの支配者もまともな人間だと思っているようだけど、そんなことあるわけないじゃない(笑)。地方の小さなお祭りのリーダーである首長だっててんでおかしいのに、支那やロシヤのような変な体制のトップにままともな人格者が当たる可能性は極めて小さい。
もちろん日本だって同様で、安倍晋三氏のような憂国の士がリーダーになることはなかなかないわけですよ。だから、フニャチンなんだけれど(泣)。
島田教授、フニャチンのことをこう書いている。
《ペロシ議長を載せて台湾に向かう米軍用機に、中国軍機が危険行為を仕掛ける可能性もあった。その時間に官邸を空け、現実性ゼロの「核廃絶」パフォーマンス走った岸田氏に自衛隊の最高指揮官たる自覚はあったのだろうか。》
ないね。ニューヨークで開かれている「核拡散防止条約」の会議でパフォーマンスがしたかっただけのこと。その演説にしても内容はないようだ。
地方のお祭り程度ならバカがリーダーでもいい。しかし、国の守り、国民の命を預かるリーダーが独裁者よりもバカでは困るのだ。バカがハニトラ大臣をつかって外交をしたって百害あって一利なし。
教授が主張する「英国型核抑止力の保持」に対して安倍晋三氏は賛意を示していた。
「唯一の被爆国だから核を持つことは罷りならぬ」という理屈自体がおかしいと教授は言い、さらにこう続ける。
《国家国民を守るに当たり最も有効な切り札たる「日本核武装」をいつまでもタブーにしていてはならない。》
おっしゃるとおり!
岸田首相よ、日本の将来を守るためにもしっかりとリーダーシップをとれ。