腑が腐

 今朝の「天声人語」が噴飯ものだ。冒頭を引く。

《国会でのやりとりを見聞きしていて、どうも腑に落ちない。憲法9条と敵基地攻撃能力の関係についてである。自衛のためならば、ミサイルを撃ち込んでも「憲法の範囲内だ」と岸田首相は昨年来、繰り返している。》

 この根拠として、昭和31年の政府見解、鳩山首相の「座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨だとは、どうしても考えられない」により《理論上は敵基地攻撃をできるとした》と書く。

 ただ、それができるのは、《国連も助けてくれない、日米安保条約もない、救いの手が全くない。そんな場合だと政府はその後、説明してきた。いま国連は存在する。何より5万人超の在日米軍がでんと駐留している。》と強調する。

 おいお~い、天声チンコ氏、いいかい?日米安保は存在するけれど、日本を取り囲む核兵器保有国とのしのぎ合いには、最前線の日本が対応せざるを得ないのだよ。そしてキ印の独裁者が核攻撃態勢に入って、その敵基地を攻撃しなければ、日本国が核被害にあい、おびただしい無辜の日本人が死傷するだろう。

 ウクライナを国連が守ってくれましたか?国連の常任理事国には支那、ロシヤが絶対決裁者として座っているではないか。北朝鮮に対する非難決議さえ、できないのが現実だ。

 岸田首相は「自ら守る努力が不可欠だ」と言われた。それなら「憲法解釈を変えたんだな」と売国は言いつのる。首相は「変更していない」と答えたことに対し、《国家権力を縛るための憲法の解釈を、時の政権が勝手に曲げる。》といちゃもんをつけている。

 だったら、憲法改正すればいいだけのことなのだが、朝日新聞など左まきがぐずぐず時間延ばしをして、改正ができないから、解釈でできるようにするのではないか。腑に落ちないのは、お前ら反日勢力のほうだ。