夕刊フジの上武大学田中秀臣教授の論説がおもしろい。ここに載っている。
《「暗殺良かった」島田氏発言が示す「日本型リベラル」の問題点 異なる価値観や政治的立場を徹底的に消し去る「キャンセルカルチャー」》
https://news.yahoo.co.jp/articles/76400571ebc7fc371212b4edee36ac63d9278144
安倍晋三元首相に対するテロを肯定した島田法政大学教授を「日本型リベラル」とし、こう断じている。
《この日本型リベラルは、自分と異なる価値観や政治的立場に対して、その存在そのものが許せないという立場だ。欧米で社会問題化している「キャンセルカルチャー」と似ている。》
いっちゃっている法政大学の山口二郎教授が、安保法制当時の安倍首相に対して衆愚をこう煽っていた。
《昔、時代劇で萬屋錦之介が悪者を退治するときに、「てめーら人間じゃねえ!叩き斬ってやる!」と叫びました。私も同じ気持ち。もちろん暴力を使うわけにはいきませんが、安倍に言いたい。お前は人間じゃない!叩き斬ってやる!民主主義の仕組みを使って、叩き斬りましょう!叩きのめしましょう。》
これは有名な話で、批判する人達は「お前は人間じゃない!叩き斬ってやる!」を切り取ることが多いが、全体を見ても品のいい発言ではない。そもそもこの教授が前提としている安保法制について、このオッサンがどれほどの理解しているのだろう?
この人なんかも典型的な「日本型リベラル」と言っていい。
冒頭に示した記事で、田中教授は島田教授の「テロ容認」発言を「キャンセルカルチャー」に似ていると言っている。そのものなんだけどね。
そこで「キャンセルカルチャー」について触れたい。簡単に説明すると、「個人や組織、思想などのある一側面や一要素だけを取り上げて問題視し、その存在すべてを否定するかのように非難する文化的なボイコットの一つ」ということ。
キャンセルカルチャーの例として、己たちの考え方に反する対象に対して、その銅像を破壊したり、あるいは記念碑を造らせなかったり、手段を選ばず相手のキャリアを終わらせようと圧力をかけたりすることなどがある。過激化したBLM運動や、立憲民主党、日本共産党の動きの中にも強く見られる。
まぁとにかく「日本型リベラル」には注意が必要ですぞ。
そして「日本型リベラル」の広報誌の朝日新聞紙が今日もおもしろい。こんなものを毎日まじめに読んでいると、ホントに脳がいかれちまいまっせ。ワシャぐらいひねくれ者になると楽しめるけど、素直なリベラルはほどほどにしておいた方がよさそうだ。
投書欄の右肩が《学術会議法改正 透明性主張なら》という74歳の朝日洗脳を受け続けた人の投書だ。
要は学術会議に「透明性」を求めた法改正に対して、「まず先に菅前首相が拒否した6人の新会員任命について、その理由を明らかにせよ」と言うが、「だったら学術会議が共産党などの特定政治勢力との長~い関わりを説明してもらってからね」という話でしかない。
まずは10億円をせしめる「日本型公金チューチューシステム」の内容を透明にしてから言え!ということですわな。
総合2面も「日本型リベラル」紙の面目躍如である(笑)。
《文鮮明氏 自民への働きかけ訴え》と大見出しを打ち、そこに安倍晋三さんの父である安倍晋太郎氏と、祖父の岸信介氏の写真を差し込んでいる。いかにも安倍晋三さんが統一教会と癒着していたかのような紙面構成である。
そもそもアメリカで入国禁止にされていた文鮮明に日本入国の便宜を図ったのは金丸信であった。当時の田中派の連中が統一教会との縁があったことを書かず、安倍三代が「悪いんじゃ!」と言わんばかりの立て付けになっている。さすが「キャンセルカルチャー」の「日本型リベラル」ですな。
入国管理センターで不良クルド人を職員が制圧した映像が出ていたが、あれって嘘だね。ワシャは柔道をやっていたんだけど、師匠に寝技で固められたり、関節技を決められたりしたこともあるし、反対にやられたこともある。さらに他のメンバーがそういう状況になっているのを何度も見ているが、あんな大仰な痛がり方はしない。
「イターイ!イターイ!イターイ!」なんて間延びした痛がり方があるか。本当に痛いときは声も出ない。ひたすら必死に相手の手や足を叩く。声を出しても「アタタタタタタタ!」という北斗拳四郎のように声を上げる。
あのクルド人を煽っていたのが、「日本型リベラル」の中心にいる福島瑞穂、蓮舫、有田芳生、石川太我らであった。暗躍していますな、「キャンセルカルチャー」を駆使して日本を貶めようとする「日本型リベラル」の皆さん。