コニタンの顔

 ワシャは人相を観るものである。といっても、易者ではない。ただ単に子供の頃から、人の表情の変化や作り方、目つき、目配り、笑い方などで、その人の心持ちを推測することができた。親が何事につけ厳しかったから、ついつい人の表情を学習するようになったんでしょうね。

 立憲民主党小西洋之参議院議員のことである。顔が整っているか否かは措いておき、個別のパーツについて触れたい。

 昨日の「サル発言陳謝」の記者会見でも、発言は反省の弁を述べているわけなのだが、目が笑っているのだ。にやけていると言ってもいい。51歳にもなって、謝罪記者会見でその場にあった表情を作れないというのは、そういう苦労をしてこなかったんだね。間違いなく徳島市では記憶力は神童だったのだろう。徳島大学医学部に入り、途中で東京大教養学部に入って官僚をめざした。その後、郵政省に入って、国会議員まで出世する。

 おそらく彼の人生で、人の顔を窺うというようなことには慣れてこなかった。というか、そういった感性を育てることなく50年の生涯を過ごしてきたことは顔に出ている。

 いつも笑っているような目でもいいんですよ。そんな人は数多(あまた)いるからね。でもね、謝罪をすべき時には真剣なまなざし、口元も笑みと取られるような表情を作らないことは当たり前だ。

 昨日の謝罪会見を見るとね、

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb1ba5d8bf4e76a83340ea99725e0a63bf71eabc

 冒頭の謝罪のところで、どう見てもニヤついている。これが小西議員の顔ということなのだろうが、もっと口元を引き締めて、例えば眉間に皺を寄せるくらいの工夫はしろよ。この手の緩んだ顔の人の傾向として、他者には厳しく自己には甘い。そして「サル発言」はオフレコだったと主張し、それを切り取って報じたNHKとフジテレビには「顧問弁護士と相談してしかるべき措置を取る」と言い放った。

 デター!コニタンお得意の「訴訟攻撃」だ。

 あれだけ高市大臣に「報道の自由を侵している」と絶叫攻撃をしていたのに、自分のことになると、一般のツイッター民たちにも「刑事訴訟」をちらつかして、自分に対するコメントを規制しようとする。他者への言論封殺は平気なんですね(笑)。

「謝罪会見」が終わって退席前にマスクを着けて、机の上の書類を片づけている。そのマスクから出ている目がニヤニヤ笑ったまま。人をバカにしたような笑いというやつですか。

 ワシャはちょっと前まで小西議員は30代か40代前半だと思っていた。そのくらい表情が幼く、知的に形成されていないからである。今回、「幾つなんだろう?」と思って『国会便覧』をめくってみたら、昭和47年生まれだった。あらま、そんなお歳だったんですね。生き様というものは顔に出てしまうのだなぁ。

 孟子曰く「その言を聴きて、その眸子(ぼうし)を観れば、人いずくんぞ廋(かく)さんや」(その人の言葉をよく聴き、あわせてその目を観察すれば、その人の心の善意はよくわかり、隠しきれるものではない)

 そういうこっちゃね(笑)。