光陰流水のごとし

 あれから12年も経つのか・・・。いまだに行方不明の方がいらっしゃるということで、残されたご家族のご心中、如何ばかりであろうか。

 また、災害に巻き込まれた多くの犠牲者に、あらためて哀悼の意を表したい。

 ワシャは災害直後に宮城と岩手に入ったんだけど、その時の津波災害の現場は、もうワシャの脳味噌の情報では処理しきれないスケールで、あまりの破壊力に腰が抜けそうになったことを覚えている。

 そして昨年、また同じ場所を訪れたのだが、その復興の遅さに愕然としたものである。いえいえ、街並みはきれいに整備されているんですよ。しかし、街に人が戻っていない。街は人が戻らなければ単なる場所であって「街」にはならないのだ。

 東北の復興の道のりはまだまだ先のような気がする。