我が汗、無駄なれ

 自衛隊の元空将の織田邦男さんが、産経新聞のオピニオン欄で《一人一人が「安全保障」の思考を》と題した論を展開していた。

 文章は、織田さんの人柄もあり、丁寧な言葉使いながら指摘は鋭い。

 無能なテレビコメンテーターの「平和のためには、いくら税金をつぎ込んでもいいが、ミサイルにつぎ込むというのはちょっとねえ・・・」という発言を挙げて、《あなたの言う「平和のため」の具体策とは何?と聞きたくもなる。》と言う。

「美味しい食事を作って食べるのにはお金をいくらつぎ込んでもいいが、食材につぎ込むというのはちょっとねえ・・・」

 コメンテーターはこう言っているに等しい。

 織田さんは言われる。

《日本が戦争を放棄しても、戦争が日本を放棄しない。》

 そのとおり。

《戦争抑止のために、あらゆるリソースを突っ込む方がよほど安価で安全である。》

 なぜ左巻きにはこれが理解できないのだろう。ホント、左傾は盆暗ばかりだなぁ。

《軍事や国防をタブー視することが「平和国家」だとする「空気」が未だに蔓延》

 コミンテルンのエージェントだったGHQの日本国体の解体が効を奏しているようだね(泣)。

日本学術会議が(中略)、防衛省が実施する安全保障技術推進制度(先進的技術の基礎研究を公募する制度)には異を唱えながら、中国に招聘されたら、人民解放軍傘下の国防7大学で研究を実施する。》

 これって完璧なる「売国」行為だ。

《「戦争のことを考えなければ平和が続く」といった愚昧さから、そろそろ目を覚まさねばならない。》

 遅いような気がするんだけど・・・。

 これらを押さえながら、織田さんは「自衛隊の汗は無駄になる方がいい」と言われる。

 支那やロシヤ、北朝鮮などの暴挙を抑え込むために、自衛官がどれほどの汗をかこうとも、それが平和維持に寄与するなら、それが一番いいと言っている。

 バカなコメンテーター、売国学者も含めて日本を守るために日夜汗をかいている自衛隊に、感謝こそすれ、共産党などは自衛隊そのものをなくそうと画策している。日本国の病巣は深く、腐っている。国民が目覚めないと日本国は寝たまま死ぬ。