前世紀の遺物

熊本市自治基本条例改正案 意見公募に1888件 「市民」の定義に外国人、明記に反対多数》

https://news.yahoo.co.jp/articles/983c56b91e300c5bfebff76a2d84ef70059f3c75

 賢明な市民が増えてきたようですね。

《現行条例は「市民」を市内の居住者、市内への通勤・通学者、市内の事業者・地域団体・市民活動団体と規定。改正案は、これらの要件に該当すれば、外国の国籍を持つ人も「市民」に含むと明記していた。》

 こんなバカな条例改正案を出してくるとは、熊本市役所の職員レベルが知れよういうもの。それともトップがバカか。

 

 豊田章一郎氏が身罷られた。豊田氏のとなえた「現地現物主義」は多くのトヨタマン、デンソーマンに引き継がれた。

 もちろんワシャは豊田氏を「前世紀の遺物」と言っているわけではない。豊田氏の訃報に接してコメントを出した知事に対してモノ申したい。

 今朝の朝日新聞地方版に《「痛恨の極み」大村知事談話》という記事があった。知事はこう言ったとさ。

「まことに痛恨の極み。世界の名立たる『トヨタ』を築き上げ、日本一の『ものづくり県愛知』の名声を得るに至った本県産業経済の発展に真に顕著な貢献を成されました」

 少し大げさではないか。昭和の頃ならこういう言い回しも許容されたかも知れないが、令和の時代に97歳のかたが大往生して、「痛恨の極み」という表現が適切かどうか(笑)。

 確かに豊田氏の業績は素晴らしいもので、愛知県に与えた恩恵は山よりも高く海よりも深い。しかし、その死が「痛恨の極み」というほどのことかいな。大袈裟というか、口ばっかりというか。