覚醒せよ!

 今日の朝日朝刊「声」欄に白眉の投稿があった。87歳の女性のもので、「声」欄の「語りつぐ戦争」シリーズである。

 題して《母の涙で悟った》。内容は9歳の時の体験で、舞台は終戦時の旧満州である。

《生活は一変した。何日もたたず、夜になると、銃を持ったソ連兵が、中国人の通訳と共に、玄関の戸を叩くようになった。》

 女性は「父たちは出勤したまま連絡が途絶えた」と書いているが、おそらくソ連兵に殺されているだろう。残っているのは母親たちと子供ばかりだ。

 ソ連兵は、土足のまま上がり込んで、家じゅうのめぼしいものを探し回り、腕時計や指輪など貴金属を巻き上げていく。モノがなくなると、最終的には「女を出せ」ということになり、一番若い母親は別棟に連れていかれたという。

 投書の末尾は《子どもながら、とんでもないことが起ったんだなと悟った。》と締められている。

 

 同様の事例はソ連軍が攻め込んだ満洲のあちこちで頻発している。極東ばかりではない。ソ連軍に侵攻された東欧、ドイツなどでも略奪、強姦、虐殺は日常的に起っている。

 そしてそれは現在のウクライナでも現在進行形で起きている。実際にロシヤは、重犯罪人、殺人鬼、強姦魔を最前線に投入し、やつらが戦場に出たら紳士に変貌するわけがなかろう。水を得た魚のように、盗み、犯し、殺しているのが現実ですよね。

 満洲関東軍が退いて、終戦武装解除され無防備になったから地獄になった。ウクライナは地獄の一歩手前で耐えている。それは軍隊が必死に戦っているからである。

 パーなサヨクの言う「話し合いで解決」が、若い母親とソ連兵の間に成立すると思っているのか?

 今、日本は地獄のとば口に立っている。このままお花畑を夢想したままでは、地獄に墜ちるのは目に見えている。

 この89歳の女性の投稿は、夢心地の日本人を覚醒させてくれるものだと思う。支那の侵略はすでに始まっている。「絵に描いた平和」などクソの役にも立たない。