CSTOから考える

旧ソ連の構成国が6つ集まって「集団安全保障条約」を締結している。その略称がCSTOである。6か国が加盟し、会合を持ったんだとさ。

《ロシア主導のCSTOが首脳会合 加盟国はウクライナ侵攻に温度差、協力体制の構築は議論されず》

https://www.tokyo-np.co.jp/article/177943

 プーロシヤ(1億4380万)、アルメニア(380万)、ベラルーシ(1010万)、カザフスタン(1600万)、キルギス(490万)、タジキスタン(620万)が加盟している。ロシヤ以外の人口合計は4480万人でしかない。これは韓国1国よりも少ない。

 これに対してNATO加盟国は30か国で、ノルウェーフィンランドが加盟すれば32となる。ざっとだが人口で8億6000万を超える。経済規模でいえば、ロシヤがそれこそ韓国程度で、そこに発展途上国の小国がまとわりつく図式だ。これに対し、米、英をはじめとして西ヨーロッパのほぼすべての先進国がNATOに加盟している。 これを見れば、ロシヤによるウクライナ侵略戦争がまったく進まないのが理解できよう。核兵器を取り上げれば、ロシヤは朝鮮半島と大差ない国と言っていい。

 ロシヤ恐怖に襲われている人は結構多いが、以上の部分を踏まえて考えるべきだろう。

 ロシヤがプーなどという偏執的な独裁者ではなく、ゴルバチョフのような穏健でまともなリーダーをいただいていれば、どれほど経済的な恩恵を被ったか計り知れない。

 トルコのエルドアン大統領がノルウェーフィンランドNATO加盟に反対をしている。

《トルコ、北欧2国NATO加盟不支持を再表明 「代表団派遣不要」》

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6426706

 ここへきてトルコが足を引っ張ってきたか。エルドアンも独裁者だからなぁ。ワシャはトルコという国は大好きで、とくにトルコ人が日本を尊敬しているところなどありがたいと思っている。しかし、エルドアンはいただけない。この際、NATOからトルコを外し、北欧2か国を新メンバーとして迎えればいいのではないか?

 それにしてもサイテーの国家だな。

《地中海の港、ロシア商船の入港拒否 ウクライナから盗んだ穀物積載か》

https://www.cnn.co.jp/world/35187442.html

《ロシア軍がウクライナから盗んだとされる穀物を積んだロシアの商船が、地中海沿岸の港で入港を拒まれて、シリア北西部のラタキア港に停泊している。海運関係者やウクライナ当局者が明らかにした。》

 まさに火事場泥棒。これを国家ぐるみでやっているとは・・・呆れてモノも言えんわい。ロシヤ兵が、ウクライナの民家から盗み出した物品を自宅に送る様子がネットで流されていた。家屋を破壊し、女を犯し、その上で住民を皆殺しにして、家財一切を盗んでいく、これって強盗、野盗、匪賊、凶賊そのものだよね。ロシヤってスターリンソ連の頃からまったく進歩していない。こんな国家が隣国だということを忘れてはいけないのである。

 国後島の沖で、「KAZU1」で遭難された方のご遺体をロシヤの国境警備隊が確認しながらも、金目のものが入っていそうな鞄のほうは回収したが、ご遺体は見失ったんだそうな。わけねーだろ(蔑)。鞄にしか興味はなかっただろーが。

 戦場で強盗を働き、ご遺体も見捨ててしまうような隣人の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」、日本人は自分たちの安全と生存をしなければならないのである。地球儀をみても、ロシヤ、支那北朝鮮なんていうならず者国家にぐるりと囲まれているのは日本だけですぜ。

 このバカな状況を変えるためにはということで、昨日のBSフジの「プライムニュース」で思想史家の先崎彰容さんが「我々(まともな知識人)が言語化してそれを伝えていくことが重要」と言っていた。まさにそのとおりで、うちの老親も先崎さんの話を聴いて「この人は解りやすいねぇ」「たとえ話が上手いねぇ」と感心していたくらいだ。

 強盗、強姦を行う近隣諸国民に公正と信義はないので、まともな知識人が言語化したことを反芻して、われらの安全と生存を保持しようと決意しましょうよ。

 朝日新聞の「意見広告」で意味のない主張を繰り返す人々。【武力で平和はつくれません】というなら「武力なしで平和をつくった国」を示してくれ。人類史の中にあったら教えてくれ。【戦争準備の軍事基地より命を守れ!】って、備えなければ強盗に入られるだけという簡単な理屈が分からないのかニャ。それに言うなら日本政府ではなくロシヤ、支那北朝鮮に言え。 とはいえ、「意見広告」に名前を連ねた人々はかなり強固な洗脳を受けているので、通常のデュープスと比べると、その垣根は硬く高いのだろう。

 こいつらが先崎さんの言語化したものを吸収することはないんでしょうね(泣)。