サンモニの不発弾

 19年も前の話だ。東京でセミナーがあって、そこで事前課題が出された。テーマはなんでもいいので「1000字程度でコラムを書く」ということで、年末から年始にかけて、テーマを探したものである。そうしたら「朝まで生テレビ」というお笑い番組が正月早々にあったので、それからヒントを得て一本のコラムを書き上げた。 その時の出演者に政治学者の姜尚中氏がいてね、彼をいじって揶揄ったコラムで60人余の参加者の中で優秀賞をいただきました。そんなことはどうでもいいのだけれど、姜氏、19年経ってもぜんぜん進歩していないことに驚いた。

《「サンモニ」姜尚中氏「防衛より国土強靱化」突然地震の話で関口宏「どういうこと?」》

https://news.yahoo.co.jp/articles/b98da061cd23b62d1e9e1fffa87d720472dc5a81

 姜氏の阿呆さかげんは記事を楽しんでいただくとして、ワシャが特記しておきたいことは、姜氏の言った「戦争となった場合の地震」という懸念である。姜氏はこう説明する。

「もしウクライナのように持久戦になった時に、地震が起きた場合どうするのか。だから国土強靱化を防災に優先するべきだ」と主張している。

 ここがこの学者のおかしなところで、こう考えればいいんじゃないの。

地震が発生した時の戦争」

 このほうが確率が高い。例えば阪神淡路大震災の時、あるいは東日本大震災が起きた時に支那が戦争を仕掛けてきてごらんなさいよ。ごく少数しかいない自衛隊では災害現場と戦争を両立させることは無理である。

 抜け作ペーやプーでもそのくらいのことは充分に思いつく。この論法なら「国土強靱化の前に防衛」だと簡単に帰結するよね。

 こういうバカがトンデモ発言をするので、サヨク番組である「サンデーモーニング」がおもしろくなってきたじゃないか(笑)。

 さらに先々週だったか、まともなことをコメンテーターが言ったら、関口弘以下レギュラー陣が氷りついてしまったこともあった。これなんかもきっと見ていて楽しかろう。

 もう普通の人が「サヨク」の如何わしさに気がつき始めている。気がついていないのは「サヨク」ばっかりということ。ただ「サヨク」はダメだけれど、「保守」と呼ばれる「自民党」もどーしようもないほどバカ揃いだから始末に負えない。国民にまともな選択肢がないんだからね。

 

 昨日、東海道新幹線が4時間にわたって不通になった。 《東海道新幹線、停電区間で架線切断 13年前も同様事故》

https://news.yahoo.co.jp/articles/d84c2719ca929b06f9afe4d3af9a5779947bdeba

 愛知県安城市の下り線で架線が切れたことによると発表されてる。架線一本で大動脈が4時間動かない。ということはミサイル1発で新幹線の息の根は止まる。これをミサイルから強靱にしようとしたら、厚さ10mものカバーで全線を覆わなければなるまい。それでもバンカーバスターのようなものもあるから、20m欲しいか。

 そんな強靱化をするのなら、防衛に力を入れたほうがいいよね。人的装備を含めてその防衛力が、即防災力になるのだから。

 リベラルを装うサヨク学者は、もっともらしいことを言って視聴者を誑かすんじゃない。