雲と泥と糞

 ラサール石井高須克弥先生のツイートにイチャモンをつけた。先生のツイートをブログでリツイートできないので、文章表現をするしかない。

 沖縄の嘘つき左翼の看板「新基地断念まで座り込み抗議 不屈3081日」の前で、高須先生が笑顔でガッツポーズをしている写真に添えて《誰もいないので座り込みをしてあげたなう》とツイートした。

 これに対して、ラサール石井が《心の底から軽蔑する。土砂と一緒に…。》と批判した。

 しかし、ラサールはバカだから過去の自分の発言をすっかり忘れているんですね。2019年10月28日に《「やっていい事と悪い事がない」のが表現の自由なんですよ。個人個人が批判するのも自由。だから展示されたものを個人的に批判すればいい。》と、愛知の「表現の不自由展」が批判された時に主張していた。

 あれ?「やっていい事と悪い事はない」んですよね。なのになぜ、高須先生のやっていることに対してそこまで言うのかニャ?

 これが左巻きの典型と見れば間違いない。テメエの考えだけが正しく、テメエの考えと違うものに対しては齟齬があろうが、矛盾が生じようが、なんでもかんでも批判する、貶める。

 こういうのを「舌の根もかわかぬうちに」とか「二枚舌」とか言う。終わったな、この芸人は。

 夕べのBSフジ「プライムニュース」に思想史家の先崎彰容さんと福山哲郎参議院議員が出ていた。《立憲福山に先﨑が直言 政治と野党のあり方は 支持率低迷の原因追及》と題して、先崎VS福山の構図で番組が展開した。これはすごい議論が交わされると思いきや、先崎さんの言うことを、福山議員はすべて肯定していく。これでは熱の入った議論にはならないよね。

 福山議員、いつもの横柄で高飛車な態度を封印し、ひたすら先崎さんの発言を卓上の用紙に筆記している。将軍様の発言を一言一句聞き漏らさないようにメモをとる北朝鮮の家来たちのように(笑)。

 そうしたらね、先崎さんが「最近の政治家は」と前置きしてこんなエピソードを紹介した。

「以前に、何党かは言いませんが、某党に講演を頼まれたことがありましてね、党の幹部がずらっと並ぶ前で話をしたんですが、皆さんが必死にメモを取っているんですよ。それを見て『まじめな学級委員長の集まりか』って思いました」

 と笑った。

 その途端、それまで必死に先崎さんの発言をメモっていた福山議員がペンを置いてしまった。メモしている人間の前で言う先崎さんも先崎さんだが、言われてあわててペンを置く人間には嗤った。

 最近の劣化した国会議員は、まさに福山議員そのものだったのだ。2時間の間、司会者には反論をするものの、最後まで論客の先崎さんには同意するばかりのチビッコギャングなのであった。これが立憲民主の限界だな。

 しかし先崎さん、野田元首相に関しては高く評価していた。野田元首相が駆使する心のこもった言葉の力、端然自若とした雰囲気が今の政治家には大きく欠落していることを言ってはばからない。

 これについても福ちゃん、頷いてばかりだった。格が違うね。