なんの武力も持たなかった香港はあっという間にペー独裁に呑み込まれてしまった。けな気に自由を叫んでいた周庭さんの消息は伝わってこない。
武力はあったけれど、他国との安全保障を結んでいなかったウクライナは今、プーの仕掛けた悲惨な戦いの中にある。
まさか21世紀になって、こんな理不尽な侵略戦争が国際社会の中で許容されようとは思ってもみなかった。人類というものは2000年を経てもまったく進歩しないものなんだなぁ・・・とあらためて思う。
たった一人の狂信的な独裁者が出現するだけでこれほど脆く国際秩序が崩壊するとは。それも一人だけじゃない二人もだ。そしてそいつらが核兵器を大量に抱え込み、かつ国連の常任理事国ときた日には、もう笑い話としか言いようがない。
昨日のプライムニュース
https://www.bsfuji.tv/primenews/
に思想史家の先崎彰容氏と批評家を名乗るリベラル系の浅田彰氏との対論だったが、西部邁氏の系譜を継ぐ先崎氏に浅田氏はまったく歯が立たなかった。これが現在のリベラル系のレベルであろう。先崎氏の顔色を見ながら発言する浅田氏に対して、先崎氏は度々浅田氏の発言をやんわりと否定しながら持論を展開していく様は見事ですな。以前にあのギャーギャー喚くだけの橋下徹氏を論破して黙らせてしまったくらいだからね(笑)。
先崎氏の話の中で「偽善と露悪」の話が興味深かった。51%の偽善と49%の露悪、なかなか深い話でしたぞ。これはもう一度放送を聴き直して勉強しようっと。
ワシャはね、露悪のバランスをとるために、朝日新聞や「世界」(岩波書店)などの偽善系も読んでいるんですね。で、今日の紙面なんだけど4面(総合)から5面(国際)を寛げて笑った。
右肩が小沢一郎氏の記事。
《かつての「剛腕」見えぬ姿 立憲・小沢氏 相談も起用もされず》
若造ばかりの立民執行部からは疎まれているようですね。もう引かれた方がいいんじゃないの?
《「日米同盟の抑止力 議論を」首相、中国など念頭に警戒感》
参議院の予算委員会でそういう話が出たんですと。そこの場で立民のチビッコギャングが「核共有」の話を踏まえて「国民は米国の核抑止が効いていないと不安に陥る」と話しているらしいが、この人が何を発言しても、その言で政権サイドを引っ掛けようとしていることがあからさまなので、首相も慎重な答弁に終始しますわなぁ。
それにしてもチビッコギャングが幹事長で応援していた「シーズルズル」でしたっけ。なんだか若い連中が国会前で「安保反対」を叫んでいませんでしたかねぇ。ついこの間のことだと思っていたんですが、これほどまでにウクライナ情勢が悪化してくると、隔世の感がありますなぁ。
左側の国際面の見出し。
《南部の市長相次ぎ拘束》
《ロシア、行政乗っ取る動き》
《ロシア軍が銃撃 米国人記者死亡》
《プーチン氏一番厄介な独裁者》
などなど、支那、ロシヤ寄りの朝日新聞ですらこの状況、ロシヤのやりたい放題なことが伝わってくる。
その他の記事もある。
《政権移行トップに安氏 韓国大統領選で一本化》
《中国、感染が急増》
パラリンピックの終了を待って急増してくるなんざ、武漢ウイルスもいろいろと考えて行動しているんだね(笑)。
まあどちらにしても空理空論を振りかざし、「安保反対」「9条守れ」「米軍出ていけ」と絶叫していた連中がどれほどリスキーなことをやっていたかがようやく国民に理解されてきた。9条を死守して、日米安保を廃棄し、米軍が日本から去ってご覧なさいな、日本はあっという間にウクライナになり、立憲民主党や共産党の皆さんが傀儡政権の主軸を占め、市長なんかも「シーズルズル」の皆さんがなっちまうんでしょうね。
「偽善」と「露悪」がある。しかし、どちらか100%はあり得ない。ところが立民共産党系は100%の偽善を是としている。ここが恐い。