贖罪

 逮捕された際、警察車両の中から報道陣のカメラに向かってピースサインを出して笑っていた容疑者。

《ネットカフェ立てこもり容疑者「人生に嫌気がさした」 埼玉・川越》

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6430265

 この男、2014年にも豊川市で信用金庫に立てこもって懲役9年をくらっている。だから出てきたばかりで定職にもつかず、ネットカフェでゴロゴロしていたんだろう。そして「人生に嫌気がさした。刑務所に戻れると思ってやった」と供述しているんだとさ。やれやれ。

 顔をモロ出しにして、両手でピースサインを見せていたが、それほど刑務所に戻ることが嬉しいとは・・・。ここは法務省も考えどころではないだろうか。日本の刑務所、快適過ぎないか?刑務所だけは支那、ロシヤ、北朝鮮と提携を結んで、再犯の際には、国内の刑務所ではなく北朝鮮の収容所送り・・・となったら、再犯はぐっと減りますぞ。

 日本は戦後、すべてにおいて薄甘くなってしまった。これもお花畑人権主義者の活躍のおかげですわな(蔑)。厳しくするところは厳しくする。こういったメリハリがなければ社会はどんどん崩壊していく。

 今朝の朝日新聞の記事下広告に、平野啓一郎氏の『死刑について』(岩波書店)の紹介が載っている。まぁこの作家、岩波書店というところで読むもでもなく内容が見えてしまいますな。広告にこうある。

《加害者への憎悪ばかりが煽られる社会は、被害者の複雑な悲しみに本当に向き合っているのか》

《死刑を存置することで、社会は何を失うのか》

 当然、被害者、被害者の家族、被害者の友人、そして犯罪をしない多くの国民が加害者を憎んで何か問題があるのか?死刑を廃止することで、社会が失うものはとても大きい。

 そのことをこの薄甘い作家はどう考えているのか、知りたくなって本を買おうという衝動に駆られるが、まぁ定価1320円なんで、大した金額ではないけど、たかが1320円とはいえ無駄な本を買うのはもったいない。

 一度、図書館を当たってみてからにしようっと。