メディア・リテラシー

 今日の朝日朝刊「三河版」に《新聞を身近に「読み方講座」東海南高》という小さな記事があった。

 県立東海南高校朝日新聞社員が出向いて「新聞の読み方講座」を実施した。生徒たちは、興味を持った新聞の記事を切り抜き、感想を話し合ったんだそうな。担任は「読み方がわかり、新聞を身近に感じる機会になった」と話したんだとさ。

 ううむ、東海南高、危険なことをする。 まぁ活字離れをしている子供たちに活字に触れさせるということではいいことをしている。しかし、その題材が朝日新聞では一種の洗脳教育のようなものであって、免疫力のない子供に毒薬を与えるようなものでんがな。 もしも実施するならば、何紙かそろえてそれらの比較から入っていくのが望ましい。そして新聞(とくに朝日)は、平気で嘘をつくんだということを教えなければいけない。 こんなことをやっている暇があったら「メディア・リテラシー」について勉強させた方がはるかに子供たちのためになる。

 メディア・リテラシーについては、古典と言っていい日垣隆『情報の「目利き」になる!』(ちくま新書)が絶対にお勧めだ。 これをテキストにしていれば、東海南高100点だったね。