勝負のゆくえ

 いやはや、初場所は楽しかった。

《御嶽海 照ノ富士撃破し13場所ぶりV!関脇以下で3度目Vは史上2人目の快挙&大関昇進へ弾み》 https://news.yahoo.co.jp/articles/c73030878d7d2156b4d8df574bac5fc246d545e6

 北設楽顔の御嶽海が13勝2敗で優勝した。

 14日目に横綱が阿炎に敗けて3敗に退き、千秋楽の横綱-御嶽海の一戦に優勝が懸かった。この取り組みで横綱が勝てば、13勝で御嶽海と並んで決勝戦となる。さらに阿炎が千秋楽を白星にすれば巴戦となって、大相撲ファンとしては願ってもない展開ですな。最終的には照ノ富士が優勝でもいいと思っていた。そりゃ横綱ですから、最後は締めてもらわないと。でもね、何度も言っているように、最強横綱が前半でちょいと躓いてくれると、俄然、大相撲が盛り上がるんですわ。ファンとしては楽しいほうがいい。

 若隆景も頑張った。4日目まで連続4敗。まあ上位陣ばっかりだったので心配はしていなかったけれど、やはりそこから挽回して前頭筆頭での9勝6敗は見事だった。

 前頭2枚目の宇良もよかった。勝つ時も負ける時も見せる相撲で、ファンを沸かせる。8勝7敗で勝ち越しを決めて、来場所は三役昇進で期待がふくらむ。

 勝敗といえば、沖縄県名護市の市長選挙がおもしろい。

《沖縄・名護市長選 自公が推す現職の渡具知武豊氏が当選》

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4c2c5d57f225edd2066db18fbfb578069d59eb

 自公の推す現職に対して新人の若手が挑戦する図式。新人は、辺野古基地反対で、玉城知事以下沖縄の反日勢力が結集しての応援態勢で臨んだ。しかし5000票の差を付けられて敗退した。これは名護市の規模の自治体では圧倒的な差と言っていい。名護の民意は基地反対に背を向けた格好で決着した。まぁおそらく反日左翼連中は、「少数の民意を聞け!」とか騒ぐんでしょうけれども、民主主義っていろいろな問題を孕んでいるが、今はこのルールでやっているので、そろそろ沖縄左翼の皆さんも観念しようね(笑)。

   そしてもうひとつ、岐阜県美濃加茂市長選挙。

美濃加茂市長選挙 前市長の藤井浩人氏が現職を破り当選 無罪求め再審請求中》

https://news.yahoo.co.jp/articles/af709c81494ed44047253ebdc8405e934a28c549

 こちらは自公の推す現職候補がWスコアで落選した。このことから、名護も自公という政党で勝ったのではないということが見えてくる。岐阜なんて保守の牙城でっせ。国会議員にしろ地方議員にしろ自民系が圧倒的に強い地盤ではあった。しかし自民党の「保守」というものがどうやら「旧態依然」と同義語であることが一般市民にばれ始めている。

 おそらく美濃加茂市民も行政あがりの現職が当たり障りのない前例踏襲をするばっかりの人物ということを見ぬいてしまったのだろう。藤井市長を罪に問うた地元企業の証言なんかにも胡散臭さを感じて、藤井市長のカムバックを応援したことは間違いない。藤井市長の背後には自民党公明党もいなかった。いたのは賢明な有権者であった。

 だから沖縄でも自公が勝ったのではなく、普天間から辺野古への移転が真っ当なことなのだということを市民が理解していたし、基地反対運動に大挙して押し寄せている関西弁の運動家たちに嫌気が差していることも間違いない事実だ。  沖縄の勝利に浮かれることなく、美濃加茂の敗戦を真摯に反省することこそが、次につながると思うよ。

 ただし、中央の自民が最近「創価自民」なんて言われているようでは終わっている。また民主党政権以来の左傾政権の様相をも呈してきた。大丈夫かいな日本。