地球は温暖化していませんが

 今朝の朝日新聞の「オピニオン」欄に久しぶりに城みちる
http://will01.com/jo/
が登場している。
 違った。東北大学の明日香寿川(あすかじゅせん)教授だった。
 明日香教授は言う。
「中国は、地球温暖化対策の優等生だ」
「中国は世界的にも高い省エネ・自然エネの導入目標を掲げた環境先進国」
 え、何を言っているの?
 明日香教授の珍説を要約するとこうなる。
「中国は巨大な途上国で、貧しい人がたくさんいるから経済成長を止めることはできない。努力はしているんだから人口割りで平等にCO2削減を割り当てるべきだ。中国の1人当たりのCO2排出量は、アメリカの5分の1、日本の半分でしかない。先進国のレベルまで排出する権利がある。日本は温暖化対策についてあまりにも無責任だ。日本の改革能力の欠如を棚に上げて中国の批判をするのは卑怯アルヨ」
 あなたはどこの国の人なのか?と言いたくなるが、ありゃま!明日香教授は中国の人でした。それならこういった論調になるのも肯けるわい。
 この人、とにかく「中国は途上国」と言いきる。原稿用紙5枚ほどの中に、6回も「途上国」を出して強調する。はいはい、途上国だけど、宇宙開発を進め、軍事費を増加させ、原子力潜水艦航空母艦を建造しているんですよね。
 インタビュアーが痛いところを突いた。
北京五輪では大気汚染のひどさが報道された。中国が環境問題に熱心だとは思えないが……」
 これに対して教授の切れ味は悪い。
「(CO2をたっぷりと排出して)経済的に豊かになれば、ある程度は解決する」
 世界の20%のCO2を排出し続ける中国を野放しにして本当にCO2の削減がなると思っているのだろうか。

 朝っぱらからとぼけた「見解」を読んで頭が痛くなったわい。あ、これは夕べの酒が残っているせいでした。

 今日はまた後ほど登場します。