ジェンダー

 昨日の中日新聞に《女性国会議員 なぜ増えないのか》という見出しが躍った。その下には「野田聖子」「蓮舫」「稲田朋美」「嘉田由紀子」などの顔が並ぶ。記事は言う。

ジェンダーギャップ指数は日本の政治分野は156ヵ国中147位だ」

 全衆議院議員に占める女性の割合が9.9%と低迷しているからなんだとさ。女性議員の少なさを嘆く彼女たちの笑える意見を列挙する。

野田《候補者が一人なら当然、安定性を確保するため党内は現職優先となる。構造上の問題。候補者を選ぶ地方組織のメンバーも九~十割が男性なので、「女性を候補に」という発想がないと思う。》

 いやいや違うでしょ。岐阜1区でも女性を選んでいるし、現職優先ですわなぁ。発言するのはいいけれど、自分のことを棚に上げるなよ。現職のあなたは引退して、元反社でない旦那のいる若い女性候補を立てる努力をしてから言ってね。

蓮舫《「政治家になってやりたいことがある」という思いがあっても実際に手を挙げる女性は極めて少ない。》

 そのとおり、賢明な女性たちは「政治」が極めて面倒くさいものであるということを知っている。目立ちたがりの男たちが手を挙げてくれるなら、「どうぞどうぞ」と上島竜平に譲ってしまったほうがいいに決まっている。

《さまざまな女性を説得したが》立候補には応じてくれなかったという。そりゃそうでしょ。説得するのが蓮舫議員では、「さすがにこんなのと一緒にされたくない」と思うでしょうからね。

稲田《政治における女性の能力が日本だけ男性に比べて十分の一なのか。決してそうではない。国民の半分は女性で国会は社会を代表しないといけない。民主主義が歪んでいると思う。》

 国会議員をやろうなんていう物好きは男性に多いということでしょうね。別段、国会を構成するのは男でも女でもよく、要するにモノのいい人であれば性別などまったく関係ない。

《コロナ禍に伴う十万円の一律給付で、個人じゃなくて世帯主に配ると女性の手元に届かないことがある。》

「ことがある」かも知れないが、「そうでないこともある」。ワルシャワ家は、家族のもらった給付金はすべて祖母の手元に集められた。祖母はもちろん女性だ。こういう話を新聞に言っているようでは、当分、この人芽が出ないねぇ。

嘉田《フランスは(中略)ノルウェーは》

 まさに「ヨーロッパ出羽守」ですな。

 さらに嘉田氏は「(労働者)人口が少ないから女性にきっちりと働いてもらわないと」と言う。これは共産主義社会主義に近い考え方で、支那ジェンダーギャップ指数で上位にいられるのも、毛沢東が兵隊欲しさに、女性にも兵役を課した故であることを忘れてはならない。

 

 本物の女は、もう「女」を盾にとったり、「女」を矛にしたりはしない。その能力で充分に男と渡り合っている。高市早苗氏は、20年も前に、当時絶頂だった田原総一郎と互角以上の論戦し、勝っている。田原氏、女々しくも高市氏に罵詈雑言を浴びせて時間切れに持ち込んだ。

 むさくるしい田原氏より、爽やかな高市氏のほうが優れているのだ。もうそれは性別なんか超えたところの話で、いまだに「女が~」と言っている野田氏らの遅れていることといったらありゃしない。

 総裁選に出るのか、出ないのか、いまだにはっきりと言えない野田氏、自分の立ち位置をしっかりと見極められないようでは、一国の総理は務まりまへんで。同じ女性ということで、人望もあり能力も高い高市氏の支援に回ればいいものを、いつまでも煮え切らないやっちゃなぁ~。こういうのを〇〇の腐ったような・・・という。