読書の方法

 昨日の読売新聞1面に《「小中高で読書」能力高め》という見出しがあった。ネットでは《「小中高を通して読書好き」、思考・行動力が高い大人に…男女5000人調査》となっている。

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20210811-OYT1T50208/

 要するに《小学生から高校生までの間に読書量が多かった人は、大人になった時に「批判的思考力」「主体的行動力」「自己理解力」の全てにおいて、読書をしていない人に比べて優れている》と記事は言う。

 ううむ、そうかなぁ。読書量が少なくても能力の高い人はいるし、本の虫のような東大卒にバカが多いことも有名だ。ただ一般的には記事の言うとおり読書量の多い人のほうが、得られる情報量が多いわけで、その分「まともな判断ができる可能性は高い」ということだろう。

 ワシャは一般人としては本を読むほうだと思う。しかし「批判的攻撃力」を支える「批判的思考力」は酒を飲んだ時に加速するし、「主体的行動力」は協調性のなさとも言われている。「自己理解力」にいたっては、いまだに自分が何者なのか見えていない。そういった意味では中坊のころから進歩していないのじゃ(笑)。

 読書は大切だと思っているけれど、読書が絶対だと思わないほうがいい。いろいろなもの人に触れる、体験を重ねる、そういったこととミックスすることで読書体験が活きてくると思う。