ニャンコ先生研究報告

 ここだけの話だけど、ワシャは「夏目友人帳」の主人公であるニャンコ先生の研究家なのである。だから検体としてのニャンコ先生を400体以上所有している。だから今、ワシャの書庫はニャンコ先生だらけなのじゃった。

 先日、ワシャの研究室(笑)を関係者が訪問した。彼は、ニャンコ先生で埋まった部屋を見て「ニ病んでいる」と言ったきり絶句してしまった。「病んでいる」だろうが「ニャんでいる」だろうが、そんな発言に惑わされるものか。ワシャはニャンコ先生の正体を突き止めるために、日々研究を続けるのであった(エッヘン)。

 そこで、ワシャの研究の成果をひとつご披露しよう。

 ニャンコ先生はこの写真のように白い体にオレンジとグレーの模様が入っている。

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 これがプリチーなのだが、次の写真をご覧くだされ。

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 黄色い付箋で示した通り、ニャンコ先生は当初は頭の部分にオレンジとグレーの丸い模様と、背中全体のオレグレ模様は切り離れていた。なかなかコミックの中でニャンコ先生の後姿が希少で確認するのが大変なのだが、少なくとも1巻で登場した時には天頂部に饅頭のような模様が独立していた。

 それが下のピンクの付箋を見ていただくと、頭の部分の模様と背中の模様は一連の模様としてつながっているのだ。

 1枚目の写真にもどってもらうと、12のニャンコ先生の背中を見ていただけるが、一番後ろのでかいニャンコ先生で確認すれば判りやすい。こんなふうにニャンコ先生の模様は首のところでつながっている。99.5%がそうなっている。

 1枚目の写真の一番左の小さいニャンコ先生だけが、頭頂部の模様が独立しているもので、私の検体の中では唯一のものである。

 そこでこう結論を導き出したい。当初、オレグレ模様は頭頂部と背中で分離していたが、ぬいぐるみなどを作っていく過程で、縫製の手間などを考慮して、縫製パーツを少なくするために模様をつなげてデザインした。その後、コミックの絵のほうが後追いで、オレグレ模様のつながったニャンコ先生に切り替わっていった。そう考えている。

 

 どうでもいい話で申し訳ありませんでした。