いやはや~昨日は忙しかった。通常の日曜日で所用が4つ重なることはめったにないが、昨日がそれでした。
朝は、午前7時半から町内の一斉清掃で、1時間半みっちりとドブ掃除から草むしりまで、どうだろう、土嚢袋で20袋、ゴミ袋で30袋ほどが積まれた。それからシャワーを浴びて泥を落とし、書庫でニャンコ先生とごそごそしていたら、午前11時を回ってしまった。ちょっと早いけれど昼食をとって、身支度を整えると最寄りの駅に向かう。名古屋で久しぶりの哲学講座が開催されるということで、友達のパセリくんを誘って参加するためである。
哲学講座は午後2時に始まった。テーマは「小さな物の世界」、副題は「人形の家 ミニチュア世界 小さな物がもたらす安らぎ ミニチュアに見入る者には何が起こっているのか」と、やや長い。
講義が始まって間もなくだった。先生が「根付」の話をされ、その説明の際に、ワシャの財布についているニャンコ先生の根付を見せたら、大いに受けて「ニャンコ先生!まさにそれです」と言われて、ワシャ的にはツボにハマってしまったのでした。
「箱庭治療」の話、「ドールハウス」の歴史、各国の「ミニチュアドール」の話など、興味をそそられる話ばかりだ。
先生の紹介されていた本、澁沢龍彦『胡桃の中の世界』(河出文庫)は読まなくっちゃあね。「ミニチュアによって陶然たる気分に誘い込まれる幻想」が理解できるかもしれない。
さらに話は進んで、「ぬい」の話題になった。これってワシャは知らなかったんだけど「ぬいぐるみ」のことを今風では「ぬい」と縮めるんですね。「ぬい」となるとこれはワルシャワ的にはヤバイ。
ニャンコ先生の「ぬいぐるみ」がちょっと言えないくらいに書斎、書庫にあふれている。ニャンコ先生のミニチュアまで数え上げれば・・・かなり危険水域に入っているかも。
「箱庭治療」を超越して「箱庭症候群」に達している可能性もありそうだと、先生も笑って言っておられたからね。
これはちょいと研究してみる価値がありそうだな。すでに手元には「ユリイカ」202101号があって、その号の特集は「ぬいぐるみの世界」だったから、改めて読み直そう。
先生の薦められた澁沢の本などは速攻で求めよう。河合隼雄についても触れておられたので、河合については何冊も蔵書にあるので、ちょっと当たってみようっと。
哲学講座は午後4時前に終わった。そこからは食事会に移行していく。が!ワシャは地元でクソ野暮用があって、泣く泣く食事会を10分で切り上げて、地下鉄、JRと乗り継いで、次のクソ野暮用の会場に向かったのでした。
クソ野暮用については、気分が乗らないので今日は書かないでおく。気分が乗っても書かないかもね。
なんやかやが終わって、帰宅したのは午後10時ちょっと前だった。途中に哲学講座を挟めたので、擦り切れずにすんでよかった(笑)。